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Google、火災で92.5%を焼失したブラジル国立博物館の在りし日の姿をオンラインで公開中

 9月に火災で全焼したブラジル国立博物館の収蔵品を、Googleがオンラインで公開している。ストリートビューを使い、失われた館内の収蔵品を見て回ることが可能だ。

 9月に発生したこの火災で、築200年という長い歴史を持つブラジル国立博物館は収蔵品の92.5%を焼失したが、今回Googleが公開したのは、焼失前にオンライン化が済んでいた収蔵品。なんでも同館とGoogleは約2年前からデジタルによる収蔵品のオンライン化を進めていたとのことで、ストリートビューで閲覧できる館内の様子は、ブラジル最古の博物館だった同館の在りし日の姿をそのまま収めた貴重なものだ。焼失後の博物館の姿を含むダイジェストムービーも、あわせてYouTubeで公開されている。火災や事故によって貴重な歴史遺産が失われる事例は枚挙にいとまがないが、今回の一件は、オンライン化に拍車をかけそうだ。