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「.amazon」ドメインを取り戻せ? Amazon.comと南米各国の綱引き、依然継続中

 Amazon.comが取得したトップレベルドメイン「.amazon」の使用を巡り、アマゾン川流域にある南米8カ国との綱引きが行われている。

 これはBBCが報じているもので、それによるとアマゾン川流域にあるブラジル、ペルー、ボリビアなど南米8カ国が、Amazon.comが取得した「.amazon」ドメインの共同統治を申し入れているというもの。Amazonは正当な方法でトップレベルドメインを取得しており非はないが、創業者のジェフ・ベゾス氏はかつてAmazon.comの名前を旧社名から変更するにあたり、世界最大の河川であるアマゾン川をイメージしたと発言しており、それらの国でのビジネスの可能性を潰さないためにも、申し入れを無下にできないという事情もあるようだ。Amazon.comは各国のイメージダウンにつながるドメインの使い方をしないこと、また、500万ドル相当のKindleデバイスおよびホスティングサービスを提供する旨申し出たものの、8カ国はこれを拒否し、まだ解決には至ってない様子。なかなか着地点が見いだせない問題であり、裁定を下すICANNは難しい判断を強いられそうだ。