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酒に酔っての非道徳的行為は「当人の本性が現れただけ」……海外の調査で明らかに

 酒に酔って非道徳的な行為に及ぶのは、当人の本性が現れただけとする英国の調査結果が海外で話題になっている。

 これは心理学の専門家であるKathryn Francis氏の調査によるもので、アルコール(ウォッカ)を摂取した状態とそうでない状態とで、これまでネットでも幾度か話題になったトロッコ問題、すなわち数人を助けるために1人を確実に犠牲にするかを判断させる問いかけを行ったところ、選択に変化が見られなかったというもの。同氏はこのトロッコ問題をはじめとする複数の実験をVRヘッドセットを用いて行い、その結果、アルコールが人格を変えるのではなく、ふだん表面から見えていない道徳観が現れるだけと結論付けている。「酔った勢いで……」という言い訳は万国共通だが、今回の調査結果を見る限りではそれらはいずれも根拠がなく、身に覚えがある人はそもそもの道徳観のレベルから考え直す必要があると言えそうだ。