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プリンターの互換インクカートリッジ問題で、プリンター本体メーカーが訴えられる珍事が発生
2019年10月29日 06:00
プリンターの互換インクカートリッジが利用できなくなるファームウェアを適用した利用者が、プリンター本体メーカーに対して訴えを起こしたことが、海外で話題になっている。
サードパーティメーカー製の互換インクカートリッジは、純正品に比べ格安なことで人気が高いが、本体メーカーはプリンターの寿命に影響するなどとして排除のためのICチップを内蔵するなど、以前から攻防が繰り広げられている。過去には本体メーカーがサードパーティメーカーを訴えた事例もあるが、今回、米国で起こったのはこれとは異なり、互換インクカートリッジを排除するファームウェアによってプリンターが使えなくなったユーザーが、プリンター本体メーカーであるEpsonを訴えたというもの。該当のファームウェアにそうした機能が追加されたというアナウンスがなかったため、知らずにアップデートを行ったことで損害を被ったという主張だ。なお、原告は2名と少ないが、いわゆるクラスアクションの適用を求めており、認められれば同プリンターを購入したほかのユーザーも巻き込んだ、大規模な訴訟案件に発展する可能性もある。
- US customers kick up class-action stink over Epson's kyboshing of third-party ink(The Register)
https://www.theregister.co.uk/2019/10/23/epson_third_party_ink_suit/