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「アマビエ」関連グッズ、二次創作も含めた著作権は? 分かりやすいまとめが話題に

 疫病退散を願う妖怪「アマビエ」の関連グッズが続々と登場する中、その著作権にまつわる疑問に答えたまとめが話題だ。

 もともとアマビエの元画像とされるものは江戸時代が初出で、著作権はすでに切れているために誰でも利用可能だが、瓦版のイラストを収蔵している京都大学附属図書館の貴重資料デジタルアーカイブが所蔵館を明記してほしいと呼び掛けていることで、二次創作を行っているユーザーや、グッズ化を考えている事業者の中には、混乱している人もいるようだ。今回この問題についてYahoo!ニュースに投稿した栗原潔氏によると、パブリックドメイン化しているため利用は問題ないとしつつも、個人の手によるアマビエの二次創作物は著作権が発生するので、ネット上での非商用利用は慣習的に許容されているだろうが、それらを商用使用する場合は許諾が必要であるなど、論点が分かりやすく整理されている。また、アーカイブを維持する側に敬意を示すためにも所蔵館は明記すべきとも持論を述べている。アマビエの著作権まわりで混乱している人は、こちらを参考にさせてもらうとよいだろう。

京都大学附属図書館所蔵の資料「肥後国海中の怪」を紹介する同館アカウントの3月6日付ツイート