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「アマビエ」関連グッズ、二次創作も含めた著作権は? 分かりやすいまとめが話題に
2020年5月11日 12:00
疫病退散を願う妖怪「アマビエ」の関連グッズが続々と登場する中、その著作権にまつわる疑問に答えたまとめが話題だ。
もともとアマビエの元画像とされるものは江戸時代が初出で、著作権はすでに切れているために誰でも利用可能だが、瓦版のイラストを収蔵している京都大学附属図書館の貴重資料デジタルアーカイブが所蔵館を明記してほしいと呼び掛けていることで、二次創作を行っているユーザーや、グッズ化を考えている事業者の中には、混乱している人もいるようだ。今回この問題についてYahoo!ニュースに投稿した栗原潔氏によると、パブリックドメイン化しているため利用は問題ないとしつつも、個人の手によるアマビエの二次創作物は著作権が発生するので、ネット上での非商用利用は慣習的に許容されているだろうが、それらを商用使用する場合は許諾が必要であるなど、論点が分かりやすく整理されている。また、アーカイブを維持する側に敬意を示すためにも所蔵館は明記すべきとも持論を述べている。アマビエの著作権まわりで混乱している人は、こちらを参考にさせてもらうとよいだろう。
- アマビエの絵に著作権はあるか?(栗原潔) - 個人(Yahoo!ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20200504-00176863/ - 該当のツイート(Twitter)
https://twitter.com/kumainlib/status/1235841385980284934 - 新聞文庫・絵(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00000122
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、利用者のみなさんにはいろいろとご迷惑をおかけしております。
— 京都大学附属図書館 (@kumainlib)March 6, 2020
疫病の際に絵を描いて見ると良いとされる妖怪アマビエを置いておきますね。貴重資料デジタルアーカイブで公開されておりますのでご活用ください。https://t.co/CR33QLq7WIpic.twitter.com/I5xu6IIJhN
京都大学附属図書館所蔵の資料「肥後国海中の怪」を紹介する同館アカウントの3月6日付ツイート