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「AirTag」の販売をオーストラリアの量販店が見合わせ、店頭から回収。その理由は?

 オーストラリアの量販店が、販売が始まったばかりのApple製持ち物タグ「AirTag」の販売を中止したことが明らかになった。

 販売を中止したのはオーストラリアの量販店Officeworksで、いったんは店頭およびオンラインでの販売を開始したものの、現在ではそのいずれからも姿を消し、購入ができなくなっている。AirTagはネジなどを使うことなく分解してボタン電池を取り出すことが可能で、Gizmodo Australiaが報じたところによると、同製品のボタン電池について、子どもが誤飲する可能性が指摘されたことが発端のようだ。オーストラリアでは2020年12月にボタン電池に関する新しい安全基準が導入されており、Appleはメディアからの問い合わせに対し、パッケージの表示を改善することを示唆したとのことだが、その場合は店頭の在庫をいったん引き上げる必要があり、販売再開はしばらく先のことになりそうだ。なお、現時点では具体的に何らかの誤飲事故が起こったという報告はなされておらず、オーストラリアの消費者庁にあたるACCC(Australian Competition and Consumer Commission)からも正式なアナウンスは出ていない。