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Apple独自のゾーニング? Apple Booksで不適切な内容を示す「E」マーク運用開始

 Appleの電子書籍ストア「Apple Books」で、不適切な内容であることを示す「E」マークが一部のロマンス小説やコミックに付与され始め、海外で物議を醸している。

 この「E」マークはもともとiTunesで不適切な歌詞が含まれる曲に付けられていたもので、ペアレンタルコントロールの対象となることを表すもの。これまではiTunes Storeでのみ確認されていたが、海外で11月上旬に初めてApple Booksでも採用されていることが確認され、対象が明確でないこと、また、基準が不明瞭なことから物議を醸している。日本国内でも現時点で、一部のコミックでこのマークが付与されているのが確認できるが、いわゆる成年コミックか否かではなく、部分的にアダルトなシーンを含む一般コミックに付けられていたり、その一方ではるかに過激な描写を売りにした作品がスルーされていたりと、こちらも基準はあやふやだ。Apple独自のゾーニングとみられるこの「E」マーク、今後の運用がどうなるかは気になるところだ。これらのマークはApple Booksプレビューの「トップブック」でタイトルと著者名の間に表示されているのが確認できるので、具体的にどのような作品に付与されているかは、以下のリンク先でチェックしてほしい。