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500万台以上売れたスマートホームデバイスのメーカーが夜逃げ? 利用が突如不能に

 スマートホームデバイスのメーカーが突如として音信不通になり、全てのデバイスが利用不能になる事件が海外で発生し、波紋を呼んでいる。

 これはAmazon EchoやGoogle Homeと連携可能なスマート照明などを販売していた米Insteonの製品が、先週末にサーバーダウンし、利用不能になったというもの。同社のサイト自体は健在で、公式なアナウンスはなく、サービスの提供状況を示すページはオンラインのままだが、オンラインフォーラムやSNSアカウントでの返信は完全に停止しているほか、同社CEOはLinkedInのアカウントを削除して雲隠れするなど、実質的に夜逃げといっていい状態になっているという。現在でも各デバイスをオンラインで連携させず手動で操作することは可能なようだが、すでに利用者の間ではクラウド経由でのサービスが復旧する可能性はないものとみなして、オープンソースのソフトを使ってクラウド接続なしで利用する方法などが共有されている。なお、親会社にあたる米Smartlabs, Inc.のウェブサイトによると、Insteonのデバイスの累計販売台数は「500万台以上」とされている。