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Chromeウェブストア、2年以上も放置されている拡張機能に「認定バッジ」を付与し批判の渦

 Chromeウェブストアで、審査によって基準を満たしていると判断された拡張機能にバッジが表示されるようになった。もっとも、一部ではその基準を巡り、批判も起こっているようだ。

 これらのバッジは、怪しい拡張機能をユーザーがうっかり導入しないための指針となりうるもので、「おすすめ(Featured)」と「定評のあるパブリッシャー(Established Publisher)」の2種類がある。前者はGoogleのユーザーエクスペリエンスとデザイン基準を満たすもので、メダルのアイコンが用いられる。後者はデベロッパーに適用されるもので、身元確認済みで、かつ、未解決の違反がない場合に表示され、チェックマークのアイコンが用いられる。もっとも、中には2019年から更新がなく放置されている「uBlock」に「定評のあるパブリッシャー」バッジが付与され、オリジナルの開発者によって更新が続けられている「uBlock Origin」が無視される事態も起こっている。批判を受けたためか、「uBlock Origin」は遅れて「おすすめ」バッジが付与されたが、更新が滞っていてもデベロッパーの身元が明らかであればこうしたケースも発生するということで、ユーザーとしては注意しておきたいところだ。