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「ニコンが一眼レフカメラ開発から撤退」報道、全面撤退と誤解する人がネットで続出?

 ニコンの一眼レフカメラ開発撤退を報じた日本経済新聞の7月12日付記事を見て、カメラ事業からの全面撤退と誤解する人が出ているようだ。

 この記事は、2020年6月発売の「D6」を最後に一眼レフの新製品を発売していなかった同社が、一眼レフの開発を終了し、今後はミラーレスカメラに一本化するというもの。しかし、この記事をネットで見かけて、カメラ事業全般からの撤退と勘違いしたのか、SNSでは、すでに撤退済みのコンデジを含め、ニコンに感謝するコメントが続々と投稿されている。該当の記事はログインしなければ全文を読めないとはいえ、無料で読める冒頭部分にもミラーレスカメラへのシフトである旨はきちんと記載されており、これは完全な早とちり。記事タイトルの後半にあった「60年超の歴史に幕」というフレーズが誤解を誘発した可能性はあるが、せめて無料部分だけでもきちんと目を通したほうがよさそうだ。

 なお、ニコンは同日夜、この報道について「憶測によるもので、当社が発表したものではありません」とのコメントを発表している。