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ニーズはあるも…キーボード同梱で500ドル以下の低価格iPad、投入が見送られたとの噂

 キーボード同梱で500ドル以下という低価格iPadの投入をAppleが見送ったという噂を、BloombergのMark Gurman氏が伝えている。

 これは筐体にプラスチックを採用することで、キーボード同梱で500ドル以下というiPadの低価格モデル。教育市場でヒットしているChromebookに対抗するための施策だったとみられるが、同氏によると最終的にこのプランは破棄されたとのこと。iPhoneではかつてプラスチック筐体を採用したiPhone 5cが存在していたが、評価は決して芳しくなく、こうした過去の実績が今回の判断に影響を与えた可能性はありそうだ。もっとも、先日リリースされたiPadが従来の329ドルから449ドルへと大幅に値上げされたことで低価格モデルを求める声は海外で強まっており、先日も「iPad SE(に相当する低価格モデル)を出すべきだ」というジャーナリストの主張が、海外を中心に話題になったばかり。今後の展開次第では、同社は教育市場に限らず一般市場に対しても、低価格iPadの再検討を余儀なくされるかもしれない。