やじうまWatch

いまスパイ気球を打ち上げたらどこに到達する? 地球規模で分かるシミュレーターが登場

 気球を打ち上げると偏西風に乗って地球上のどこに到達するかを、大気データをもとにシミュレーションできるウェブサイトが登場して話題になっている。

 これは欧州中期気象予報センターの大気データを用い、打ち上げた気球が気流に乗って世界のどこに流れていくかを地図上に表示してくれるシミュレーター。打ち上げる場所は自由に設定でき、画面右下にある気球マークをクリックしたのち、任意の場所でクリックすると、そこからの航跡が時間経過とともにアニメーションで表示される仕組みだ。日本からこうした気球を打ち上げた場合、偏西風に乗って北太平洋を横断してアメリカに到達することはよく知られているが、今回のシミュレーターでは同じ日本でも打ち上げる場所によって航路がまるで変わってくることがよく分かる。先月には中国から飛来した気球をアメリカ軍機が撃墜したことがニュースとなったが、このシミュレーターを使えばそれらの飛来ルートを割り出すのも容易だ。ちょっとした位置の違いで航路ががらりと変わる様子を、体感してみてはいかがだろうか。