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「USB-Cケーブルの機能制限は認められない」Apple、新型iPhoneを前にEUにクギを刺される

 新型iPhoneへの導入用が見込まれるUSB Type-C(USB-C)ポートの実装方法について、AppleがEUにクギを刺されたことが明らかになった。

 今秋に発売が予想される新型iPhoneは、デバイスへのUSB-Cポートの搭載を義務付けるEUの規則に基づき、従来のLightningポートではなくUSB-Cポートを搭載することが確実とされている。その一方で、端子こそUSB-Cながら、AppleのMFi認証付きのUSB-Cケーブルでなければ充電速度などが制限されるという、何らかの縛りを組み込む可能性があると噂されている。今回これに対してEU側が、そうした機能制限が認められないとする書面をApple側に送付したことが、ドイツ紙の取材で明らかになった。これまでAppleが自ら機能制限の存在を認めたわけではないが、EU側が先手を打ってクギを刺した格好だ。すでに3月の会合でも口頭で警告したとされており、重ねて書面でも念押しをしたことで、これら機能の実装は極めて難しくなったと言えそうだ。