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CrowdStrikeのWindowsブルースクリーン問題を神回避した米航空会社、その理由が話題に

 世界中で同時多発的に発生したWindowsのブルースクリーン問題で、ある航空会社が一切影響を受けなかった理由が話題になっている。

 CrowdStrikeの欠陥アップデートによってクラッシュしたWindowsデバイスは世界中で850万台にも上るとされ、今後は補償問題にも発展しそうな気配だ。そんななか、システムをWindowsで運用していたにも関わらず一切影響を受けなかったとして話題になっているのが、米サウスウエスト航空だ。ユナイテッド航空やデルタ航空、アメリカン航空など米国の主要航空会社がこのブルースクリーン問題で一時的にフライトを停止したなか、シェア第4位であるサウスウエスト航空がほとんど影響を受けなかったのは、システムに用いられているOSがWindows 3.1だったからだという。1992年発売のWindows 3.1にはアップデートが提供されておらず、それゆえCrowdStrikeの欠陥アップデートが配信されたときも、全くの無風だったといういうわけだ。また、同社はスケジューリングシステムにはWindows 95を用いており、こちらもやはり影響を受けることはなかったという。この件を報じた「Tom's Hardware」は、サウスウエスト航空のシステムがこれまで時代遅れだと揶揄されてきたことに触れ「今回の一件で、同社はシステムのアップグレードを思いとどまるかもしれない」との見解を披露している。