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大量の電子タバコのバッテリーを合体させてノートPC用の外部電源を自作する試み

 電子タバコのバッテリーを合体させ、ノートPCやスマホで使える20000mAhクラスのポータブル電源を自作する動画がYouTubeで公開されている。

 これは、使い終わった電子タバコに付属しているリチウムイオン電池を集め、再利用するという試み。2023年に英国で行われた調査によると、電子タバコのうち正しい手順でリサイクルされるのはほんの17%に過ぎず、週に500万個も廃棄されていることが判明するなど、深刻な社会問題になっているという。今回の実験は、これら廃棄されている電子タバコの中から小型のリチウムイオン電池35個を回収し、それを3Dプリンターで自作したケースに封入して並列に接続し、スマホ数回分の充電が可能なポータブル電源として再生することに成功している。追加入手が容易なことから、劣化した電池を順次交換していくことで常にフレッシュな状態を保てるのも利点であるとしている。製作者は将来的に、これら電子タバコからポータブル電源を自作するためのガイドを自分のYouTubeチャンネルで公開することも予告している。