やじうまWatch

Kindle初のカラーE Ink端末、不具合による返品を巡って混乱。レビューも異例の低評価に

 海外で発売されたKindle初のカラーE Ink端末の不具合を巡って混乱が発生している。

 米国などでKindleシリーズ初のカラーE Ink搭載モデル「Kindle Colorsoft」が発売されたのが10月のこと。しかし発売直後から画面下部が黄色く変色しているという苦情が続出し、出荷は一時的に停止、Amazon.comは購入者に対して交換または返金を実施中だ。ここで問題となっているのが、下取りプログラムを用いて同製品を購入したユーザーへの対応。Amazon.comではKindleは下取りによる新モデルへの買い替えが一般的に行われており、今回のKindle Colorsoftでも既定のクレジットに加えて20%の割引が受けられるのだが、このプログラムを通じて購入したKindle Colorsoftを返品すると、ユーザーは手元にKindle端末が1台もない状態になってしまい、再購入するにも下取りに出すモデルがないことから、割引なしの正規価格でしか入手できないという。海外メディア「WIRED」がこの状況について報じたのち、Amazon.comは方針を転換し、カスタマーサービスに連絡すれば20%の割引を適用すると発表したが、修正版の「Kindle Colorsoft」の発送までにかかる3~5週間もの間、ユーザーの手元にはKindle端末が1台もないままとなる状況は変わっておらず、同製品のレビューにはKindleとしては異例の評価2.5という低スコアが付けられる状況となっている。