●新連載「ニュースリリースの書き方&活用基礎講座」がスタートしました!
メディア側として、そして企業側として、さまざまな立場から企業の広報・PRに触れて来られた山川氏による、リリースの書き方の連載です。
Web担でも日々リリースを受け取りますが、ため息をつきながら「ダメリリースの例」フォルダに放り込むメールも多いものです。そもそもリリースとは何なのか、どう考えてどう書けばいいのか、参考にしてください。
→ http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/11/07/4262
●こちらも新コーナー。書籍『検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書』のコンテンツの一部をWeb担で記事としてお届けするコーナーが始まりました。
Web担でもおなじみの渡辺 隆広氏が執筆された書籍ですね。SEOをやっている人間なら、とりあえず手元に置いておいて損はない1冊ですよね。自分のために役に立つ場合も、上司や同僚を説得するのに役に立つ場合も。
今回は、さほどたくさんのコンテンツをお見せできるわけじゃないのですが、「なるほど、そんな本なのね」はわかるようにしてあります。要チェックですよ。
→ http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/11/06/4171
●宮脇氏のコラム「売上の90%がオーバーチュア経由でもアドワーズを利用する理由」は、今週も人気でした。
宮脇氏のクライアントの例として、オーバーチュアとグーグルのキーワード広告の効果をどう考えるか、モバイルではどうなのかを、具体的な数値データを示して解説しています。
この記事で示されている例だけでは、決定的な結論は出せませんが、個人的には「なるほど」と思った記事でした。
→ http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/11/05/4276
特定非営利活動法人 日本ウェブ協会は、11月26日(水)に、イベント「CMS Conference 2008」を開催します。
場所は両国の国際ファッションセンター、11月14日17:00までの受付分は、参加費が早期割引として5,000円となります(それ以降は定価の1万円)。
朝の10:30から夜は20:30まで、CMS(コンテンツ管理システム)たっぷりの1日になりそうです。
→ http://www.w2c.jp/cms/ (詳細情報と参加申し込み)
今日はアクセス解析のネタ、特にGoogle Analyticsを使っている人向けの情報です。10月下旬に発表され、順次利用可能になっていた「アドバンスセグメント」と「カスタムレポート」の機能が、日本のアカウントの多くでも利用できるようになっているようです。
わかりやすく解説すると、それぞれ、Google Analyticsのデータを次のように操作しながらアクセス解析のデータを確認できる機能。
・アドバンスセグメント――特定のデータに絞り込む
・カスタムレポート――特定の指標をクロス集計する
どちらも、Google Analyticsにログインして左側のメニューに出ていれば、使えるようになっています。
いくつか使い方のサンプルを紹介します。実際に操作しながら試してみてください。
●キーワード広告の広告グループやキーワードごとに、コンバージョンの価値や閲覧平均PV数と広告費のバランスをみるカスタムレポート
・[指標]には、左側の青い[指標]ボックスから次の3つをドラッグ&ドロップ
・[利用状況]>[平均ページビュー]
・[コンバージョン]>[目標の完了数]
・[広告]>[費用]
・[ディメンジョン]には、左側の緑色の[ディメンジョン]ボックスから次の項目をドラッグ&ドロップ
・[トラフィック]>[広告の種類]
・その[サブディメンジョン]に、左側の緑色の[ディメンジョン]ボックスから次の項目をドラッグ&ドロップ
・[トラフィック]>[キーワード]
●直帰のユーザーでフィルタするアドバンスセグメント
・左のボックス:[ユーザー]>[滞在中のページビュー]
・条件:以下
・値:1
●非直帰のユーザーでフィルタするアドバンスセグメント
・左のボックス:[ユーザー]>[滞在中のページビュー]
・条件:以上
・値:2
●ビジネスアワーの訪問者にフィルタするアドバンスセグメント
・左のボックス:[ユーザー]>[時間帯]
・条件:以上
・値:9
・「and」ステートメントの追加
・左のボックス:[ユーザー]>[時間帯]
・条件:以下
・値:18
※曜日ではフィルタできない模様
●はてなブックマーク経由の訪問者にフィルタするアドバンスセグメント
・左のボックス:[トラフィック]>[参照元]
・条件:正規表現一致
・値:(?!(d|r|a)\.)hatena.ne.jp
●Googleリーダー経由の訪問者にフィルタするアドバンスセグメント
・左のボックス:[トラフィック]>[参照元]
・条件:正規表現一致
・値:google\.(com|co\.jp)
・「and」ステートメントの追加
・左のボックス:[トラフィック]>[参照URL]
・条件:先頭が一致
・値:/reader
●iGoogle経由の訪問者にフィルタするアドバンスセグメント
・左のボックス:[トラフィック]>[参照元]
・条件:正規表現一致
・値:google\.(com|co\.jp)
・「and」ステートメントの追加
・左のボックス:[トラフィック]>[参照URL]
・条件:先頭が一致
・値:/ig
●livedoor READER経由の訪問者にフィルタするアドバンスセグメント
・左のボックス:[トラフィック]>[参照元]
・条件:完全一致
・値:reader.livedoor.com
アドバンスセグメントは、通常のレポート表示画面から、右上の「アドバンスセグメント」をクリックすることで、複数のフィルタを適用したり外したりができます。
フィルタやクロス集計のデータ処理は意外とスムーズに行われますが、実はそれには裏があって、50万セッション以上が対照となるフィルタ処理では、セッション数の統計サンプルから見積もられた結果が表示されるとのこと。
さて、楽しそうなGoogle Anlayticsのセグメントやカスタムレポートの機能、夢中になっていじるようだと、あなたも一流のアクセス解析マニアですね!
Web担当者Forum編集長 安田 英久