米Googleの地図サービス「Google Maps」が提供している衛星画像情報のデータ量が、今週に入って増加し続けている。
Google Mapsは先週末に内容が更新され、世界各国の国名を記した白地図と、地球全体をカバーする低解像度の衛星画像が提供されるようになった。
さらにその後、今週に入って世界各地の高解像度の衛星画像が提供されるようになった。例えば東京、神奈川などの地域では道路を走る車の大きさまで識別できる解像度の画像が提供されている。そのほかにも欧州の各都市やエジプト南部などで高解像度の衛星画像が公開されていることが報告されている。
これまでGoogleは、同社の有料衛星地図情報サービス「Keyhole」を通してこうした衛星画像を提供してきていた。今回Google Mapsを通して提供を開始した衛星画像の多くは6月初旬の時点でKeyholeを通して提供されていた高解像度画像と酷似しており、同じデータであると推測される。これらのデータは半年から1年ほど前の衛星画像で、最新のものではないと考えられる。
GoogleはKeyholeのサービスを改め、「Google Earth」という名称のもとに新たなサービスを開始することを目指している。一方でGoogle MapsとKeyholeの差別化については具体的な計画を示していない。
Google Mapsの情報量は格段に増しており、Googleでは、Google Mapsを「世界中のローカル情報の総合的な情報源にしたい」との新たな目標をコメントした。
関連情報
■URL
Google Maps(英文)
http://maps.google.com/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/06/23 13:02
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