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米Google、「Google Toolbar」を含む3種のFirefoxエクステンション発表 |
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米Googleは7日、「Google Toolbar」を含む3種類のFirefoxエクステンションを発表した。現在これらのエクステンションはGoogleの実験的技術を公開するGoogle Labsにてまとめて公開されている。 今回公開されたのは「Google Toolbar」「Google Send to Phone」「Google Suggest」の3種類のエクステンションだ。いずれも通常のエクステンションと同様、Firefoxからサイトを許可してクリックするだけでインストールできる。 「Google Toolbar BETA for Firefox」は、ポップアップブロックなどFirefoxですでに装備されている機能を除いて、Internet Explorer用Google Toolbarとほぼ同等の機能を持つ。例えば、スペルチェック機能やオンラインショッピングの際に便利な個人情報自動入力機能のAutoFill、マウスカーソルを単語に載せるだけで英語から他の言語への翻訳を行なうWordTranslatorなどの機能を装備する。Google Toolbarは日本語を含む10カ国語で同時に公開されている。動作条件はWindows XP、Windows 2000 SP3以上、Mac OS X10.2以上、RedHatLinux8.0以上でFirefox1.0以上の環境で動作する。 Firefoxには、Googleなど希望のサーチエンジンを検索するための検索フォームがすでに用意されているが、それだけでは物足らないユーザーのために、Google Toolbarと同等の機能を持たせようと有志が集まり「Googlebar」をオープンソースで開発していた。今回Googleが自ら公認Google Toolbarを発表したことでこれら有志の要望が結実したことになる。 このほか、同時に公開されたエクステンションの1つに「Google Suggest」がある。「Google Suggest」は、Google検索窓に入力する検索をインクリメンタルに補完し、最適な検索語を推薦してくれる機能だ。同じ名前のサービスがすでにGoogle Labsで公開されており、このWeb上のサービスをFirefoxに移植したものと言ってよいだろう。また、Firefoxから米国内の携帯電話にショートメッセージを送信できる「Google Send to Phone」も公開された。 GoogleがFirefox向けの公認ツールバーを公開するという情報は、早くから流出していた。と言うのも、有志で開発していた非公認GooglebarののメーリングリストにGoogleのエンジニアを名乗るFritz Schneider氏が7月1日にメッセージを投稿し、7月7日にGoogle Toolbarが公開されることを「リーク」していたからだ。 この時点で発表されたメッセージ内容は、今回発表されたGoogle Toolbarと概要が一致している。このメッセージがどのような経緯で発せられたものが不明であるが、長い間有志だけでGooglebarを開発していたメンバーをねぎらう意味で、Google側が配慮を示したとも考えられる文面となっている。 ■URL Google Extensions for Firefox（英文。和文も用意されている） http://toolbar.google.com/firefox/extensions/index.html Googlebar開発者メーリングリストへの7月1日付の投稿（英文） http://mozdev.org/pipermail/googlebar/2005-July/001043.html ■関連記事 ・ 「Google Video」で投稿ビデオの視聴が可能に、専用再生ソフトも開発（2005/06/28） ・ 米Google、“My Google”的パーソナライズド機能のベータテスト開始（2005/05/20） ・ 米Google、FirefoxとMozillaの先読み機能に対応（2005/04/01）
（ 青木大我 taiga@scientist.com ）
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