医療法人社団長谷川病院(富山県富山市)は8日、患者の個人情報がインターネットに流出したとして謝罪コメントを発表した。
流出したのは、Excelでまとめた手術室の使用履歴。同病院で1997年9月1日から2004年12月10日の間に行なわれた手術2,873件についての患者氏名、性別、年齢、生年月日、術式などが記載されていた。住所や電話番号、病名は記入されていなかったという。
2004年12月に職員の私物PCがファイル交換ソフト「Winny」を介してウイルスに感染したと見られている。このPCには業務整理のための手術室使用履歴が保存されており、これを含むPC内の情報がインターネット上に流出した。
同病院では全患者の診療情報を電子化していたが、2005年以降は院外に患者の個人情報を持ち出すことができないシステムになっていたという。さらに、Winnyの使用禁止や私物PCの持ち込み禁止などの措置を取っていたとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.h-uro.com/f0_osirase/owabi.html
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( 永沢 茂 )
2006/03/09 18:16
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