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Winnyの金子氏が開発に関与!? 次世代P2P配信システムが近く登場


 P2Pファイル交換ソフト「Winny」を開発した金子勇氏が著作権法違反幇助の罪に問われている裁判の第21回公判が20日に京都地方裁判所で開かれ、金子氏がP2P技術を活用したコンテンツ配信システム「OZ TECH」に言及した。

 OZ TECHは、京都府京都市に本社を構える株式会社ドリームボートの次世代P2Pデジタルコンテンツ配信システム。一部報道によれば、金子氏がWinnyの技術を応用して開発に携わったとも報じられているが、OZ TECHの詳細は明らかにされていない。同社サイトによれば「権利者の利益を保護しながら、ビジネスベースでのデジタルコンテンツの本格的な流通の必要性を考えてきた。これまでにないシステムとサービスを充実させ、P2P技術を社会的に機能させるコンテンツ配信プラットフォームの構築を目指している」という。

 編集部の取材に対してドリームボートでは「著作権などの問題があるため、開発者は現時点では発表できない」とOZ TECHの開発に金子氏が関与したかどうかについてのコメントは控えた。ただし、同社の取締役にはWinny裁判で金子氏の弁護団の団長を務める桂充弘弁護士や、同弁護団の事務局長を務める壇俊光弁護士も名を連ねており、OZ TECHの開発に何らかの形で金子氏が携わった可能性も考えられる。

 なお、壇氏は「WinnyはP2Pファイル交換ソフトだが、OZ TECHはファイル共有は行なわないコンテンツ配信システム」とOZ TECHとWinnyの違いを説明。OZ TECHという名称については、WinnyがP2Pファイル交換ソフト「WinMX」の次のソフトを目指して「MX」のそれぞれ次の文字である「ny」を使用したことから、OZ TECHでは「ny」の次の文字である「OZ」を名称に冠したという憶測もある。壇氏は名称に関しては回答を避けたが、詳細については「近いうちに必ず発表する」と説明している。

 金子氏はWinnyに続く次世代P2Pソフトについて、2月20日に開催されたイベント「MEXUM 8th」において、ピュアP2Pで不可能と言われているネットワークの管理も「不可能ではない」とコメント。また、3月11日に行なわれたソフトウェア技術者連盟主催のセミナーでは、Winnyのバージョンアップができれば、Antinnyなどのウイルスへの対策も可能だという見解を示していた。


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URL
  ドリームポート
  http://www.dreamboat.co.jp/

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( 鷹木 創 )
2006/03/23 18:34

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