パナソニック ネットワークサービシズは16日、同社が運営するISP「hi-ho」において、1日あたりのデータ転送量が15GBを超えるユーザーに対して通信利用規制を行なうと発表した。
hi-hoでは、一部のユーザーにおいてWinnyなどのファイル共有ソフトによるものと見られる、平均的なデータ通信量を著しく上回る通信が発生していると説明。これにより、ネットワーク設備や通信帯域を占有してしまう状況となり、結果として多くのユーザーに通信速度の低下や通信品質の悪化が起こることから、安定したサービスを提供するために通信利用規制を実施するとしている。
通信利用規制は6月30日から開始する。規制の対象となるのは、Bフレッツ、フレッツ・ADSL、アクセスコミュファの各接続サービスを利用し、24時間あたりのデータ転送量が15GBを超えるユーザー。24時間で15GBは、平均すると約1.4Mbpsのデータ転送速度になる。
データ転送量は、ユーザーからhi-ho側に送信するデータ量(上り側)で測定し、ダウンロード側の転送量については今回の規制の対象にはならない。
hi-hoでは、規制の対象となったユーザーについてはその都度通知し、改善がみられなかったユーザーに対しては利用の停止を行なうことがあるとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://home.hi-ho.ne.jp/news_release/2006/0516.html
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( 三柳英樹 )
2006/05/16 15:43
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