石川県能登町(旧能都町)は11日、住民税の納税情報など12,692人分の個人情報がP2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。事務処理を受託していた業者の担当者が、これらの情報を自宅のPCに保存していたところ、Winnyを通じてウイルスに感染したことが原因だ。
流出したのは、旧能都町の住民税に関する個人情報。2003年度における納税者の整理番号と税額4,558件と、2003年度における納税者の住所、氏名、整理番号、税額8,134件が含まれている。
能登町総務課によれば、9日17時頃、2ちゃんねるで「2年ほど前の石川県能登町の住民税とかの情報(名前住所付)8,000人分。さて、これは本物か? 石川コンピュータ・センターからの流出」との書き込みがあり、同日21時50分頃に、2ちゃんねるの閲覧者から同町に通報が寄せられたという。
その後、能登町職員が住民税の受託業者に連絡し、調査を依頼。翌10日6時頃、受託業者の調査により、能登町(旧能都町)のデータであることが判明した。
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■URL
ニュースリリース
http://www.town.noto.ishikawa.jp/03-community/04-tyousei/jouhou_rouei.html
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( 増田 覚 )
2006/09/11 19:28
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