“Wi-Fiの困った”を解決できる便利ワザ

トラブル編 第14回

【Q】インターネットの通信速度を調べたい

【A】通信速度を計測できるサービスを利用しましょう

 通信速度を調べるサービスはいくつかありますが、もっとも手軽なのはGoogleの「インターネット速度テスト」を利用する方法でしょう。

 Google検索で「スピードテスト」をキーワードとして検索を行うと、検索画面の一番上に「インターネット接続テスト」の項目が表示されます。

 ここにある「速度テストを実行」をクリックすると、画面上にスピードメーターが現れ、ダウンロードとアップロードのそれぞれの通信速度が計測され、結果が表示されます。

Google検索で表示される「インターネット速度テスト」。現在の通信環境の通信速度をすばやく調べられるので便利。スマートフォンでも利用できる

 「Speedtest.net」も通信速度を計測する際に便利なサービスです。

 こちらは通信速度の計測に利用するサーバーを選択することが可能で、日本のものだけでなく、世界各地のサーバーを選択することができます。Ping値も調べられるため、海外のサーバーに接続した際の遅延を知りたいといった場面でも役立ちます。

「Speedtest.net」でジョグジャカルタにあるサーバーを指定して通信速度を計測。海外のサーバーを使ってファイルをやり取りする際、通信速度がどの程度かを調べたいなどといった場面でも利用できる

スマートフォンアプリで通信速度を計測

 AndroidやiOS向けに、通信速度を計測するためのアプリも多数存在しています。

 その1つであるiOS用の「スピードテスト-Speed Test Master」は、ダウンロードとアップロードのそれぞれで速度を計測できるのはもちろん、Ping値なども確認することができます。また、過去の履歴を参照する機能も用意されています。

「スピードテスト-Speed Test Master」で通信速度を計測。フォートナイトなど、ゲームサーバーへのPing値を計測する機能も用意されている

 例えば、YouTubeの動画がスムーズに再生されなくなったなどといったトラブルが発生したとき、必要十分な通信速度が出ていればネットワーク以外に原因があると判断できるなど、こうしたサービスやツールはトラブルシューティングにも役立ちます。ぜひ使い方を覚えておきましょう。

 なお、Ping値については『トラブル編 第11回』、YouTubeで必要な帯域については『トラブル編 第9回』や『トラブル編 第12回』でも詳しく解説しているので参考にしてください。

この連載について

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……連載『“Wi-Fiの困った”を解決できる便利ワザ』では、これからWi-Fiを導入する人や、導入済みでトラブルを抱えている人に向けて「Wi-Fiの基本」や「トラブル解消のテクニック」をQ&A形式で解説します。