ニュース
大学生のPC所有率は9割、一方で7割がPCスキルへの自信なし
2017年2月7日 17:23
NECパーソナルコンピュータ株式会社は7日、大学1~3年生と就職活動を経験した大学4年生、新卒採用に携わった人事採用担当者を対象にPCの利用に関する意識を調査した結果を発表した。
大学1~3年生のPC所有率を見ると、「自分専用のデスクトップPCを持っている」「自分専用のノートPCを持っている」「家族共有のデスクトップPCを持っている」のいずれかを回答したのは92.7%に上った。また、大学4年生でも95.4%と、大学生全体で9割以上がPCを所有していることが分かった。
Word/Excel/Powerpointなどを使用する資料作成スキルに対する意識としては、大学1~3年生では96.8%、大学4年生では95.6%がPCスキルの必要性を感じると回答。一方で大学1~3年生の75.7%、大学4年生の70.7%が自身のPCスキルに自信がないと回答した。
新卒の採用担当に携わったことのある社会人を対象に、新入社員のPCスキルを聞いたところ、全体の57.2%がPCスキルの不足を感じると回答しており、学生が感じるPCスキル不足を裏付ける結果となった。
また、スマートフォンの普及による新入社員のPCスキルの変化について聞いたところ、「変わらない」が39.4%、「やや下がっている」が23.6%、「下がっている」が18.2%、「やや上がっている」が14.8%、「上がっている」が3.9%となった。
大学1~4年生のPCの持ち歩き頻度とPCスキルの自信について調べたところ、持ち運び率に比例し、PCスキルに自信を持つ学生が多いという結果になった。
それぞれ、持ち歩く理由、持ち歩かない理由を調査したところ、ほとんど持ち歩かない学生は「スマホで用が足りるから」「PCが重いから」「外で使うことが無いから」という回答が目立った。
一方、週に複数回持ち歩く人は「大学の講義やサークル活動で使う」「就職活動のメールや課題をする」「外でも資料作成や課題や、論文作成を行う」などが主な理由として挙げられ、学内外問わず積極的な活動にPCを利用している学生が多いという結果になった。