無印良品、店頭の商品に「いいね!」の数リアルタイム表示、カウント機設置


 凸版印刷株式会社は15日、O2Oプロモーションシステム「いいね!カウンター」を開発したと発表した。企業のFacebookページに掲載した商品情報に付けられた「いいね!」のカウント数を、リアル店舗にある商品のそばに設置した専用ディスプレイにリアルタイム表示する。11月中旬より提供を開始し、まずは株式会社良品計画が導入する。

「いいね!カウンター」のシステムイメージ

 電子ペーパーを使った専用の小型ディスプレイを用意した。おなじみの親指を立てたアイコンと「現在のいいね!数」と書いてあり、カウント数を表示する部分が省電力の電子ペーパーになっている。電池方式で、無線機能を内蔵しているため、コードレスで表示情報を更新可能だ。マネキン、商品棚に載せるPOP、店員が付けるバッチなど、さまざまな場所に設置できるとしている。

 このほか、店頭で設置したスマートデバイスでの表示にも対応しており、いいね!カウント数だけでなく、コメント、商品画像、その商品のURLリンクが登録されたQRコードなども表示できるという。

「いいね!カウンター」専用の小型電子ペーパーディスプレイ

 凸版印刷では、「オンライン上のいいね!のカウント数をオフラインの店頭で可視化することで、来店者の商品への興味や関心を高め、購買活動を促進する。オンライン上の商品評価をリアルタイムにオフラインの店頭で表示するシステムは日本初」と説明している。

 良品計画は、「無印良品」有楽町店で11月16~26日に開催する「KNIT Like COLLECTION」でいいね!カウンターを活用する。凸版印刷では今後、販促活動にFacebookを活用しているアパレル業界や化粧品業界、自動車業界、出版業界向けにいいね!カウンターを提案していくという。


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(永沢 茂)

2012/11/15 13:32