中国Baiduが合法音楽配信サービス、Sony Musicなど3社と合弁で


Baiduが開始した「ting!」

 中国のBaidu(百度)は19日、Universal Music、Warner Music、Sony Musicの3社との間で、音楽配信の合弁事業「One-Stop China」を設立することで合意したと発表した。

 この契約に基づき、3社は楽曲のカタログと今後新たにリリースされる楽曲をBaiduにライセンス供与する。Baiduでは、すべてのMP3検索サービスと、新たに発表したソーシャルミュージックプラットフォーム「ting!」において、再生またはダウンロードあたりの報酬をコンテンツ所有者に対して支払う。

 「ting!」は、合法的に楽曲のダウンロードまたはストリーム再生が可能なソーシャルミュージックプラットフォームで、広告ベースで運営されるためユーザーは無料で利用できる。

 BaiduのMP3検索は、直接ダウンロード可能な多数のMP3ファイルへのリンクを掲載していたため、Universal、Warner、Sonyの3社はリンクの削除を求めてBaiduを提訴していた。Baiduでは、今回の提携はBaiduと3社間での訴訟を終わらせた北京高級人民法院による調停合意とともに行われたとしている。


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(三柳 英樹)

2011/7/19 18:43