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Google検索が「google.com」へと一本化、国別ドメインを廃止。考えられる影響は?
2025年4月17日 11:55
Google検索が「google.com」へと一本化されることが明らかになった。
これまでGoogle検索は、例えばナイジェリアだと「google.ng」、ブラジルだと「google.com.br」といった具合に、国ごとに異なるccTLD(国別コードトップレベルドメイン)を用いたウェブサイトで提供されていた。これは各国でローカライズされた検索結果を提供するための措置だったが、2017年にはgoogle.comでも同様にローカライズされたエクスペリエンスが提供可能になり、ccTLDを利用する意義が薄くなっていた。今回の発表によると、今後数カ月かけて段階的に全てのトラフィックをgoogle.comへとリダイレクトするとのことで、ブラウザーのアドレスバーに表示されるドメイン名も変わることになるが、Googleいわく「検索の動作には影響せず、国内法に基づく義務の取り扱い方法も変更されない」とのこと。また、リダイレクトされることからユーザー側での設定は基本不要とされるが、例えばドメインごとに設定している自動入力フォームやCookieについては再設定が必要になったり、ブラックリストやホワイトリストの書き換えが必要になったりするなどの影響は少なからずあると考えられる。一部では、国ごとに表示されている記念日ロゴ(Google Doodle)がなくなることを懸念する声もあるようだ。
- Here’s an update on our use of country code top-level domains.(Google)
https://blog.google/products/search/country-code-top-level-domains/