WD、Hulu対応のメディアプレーヤー「WD TV Live」を国内で発売

WD TV Live

　ウェスタンデジタルジャパン株式会社は5月16日、米国などで販売中のストリーミングメディアプレーヤー製品「WD TV Live」を日本で6月1日に発売すると発表した。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は1万1800円。発売時の取り扱い販売店はビックカメラ、ソフマップ、ヨドバシカメラ、amazon.co.jp。取り扱い店舗は順次拡大する予定だ。

　WD TV Liveは、テレビに接続するストリーミングメディアプレーヤー。HuluやYouTube、メジャーリーグを観戦できるMLB.TVなどインターネットを介して配信されるストリーミング動画コンテンツをテレビで視聴できるほか、FacebookやFlickr、Picasaなどのインターネットサービスも利用できる。テレビへの出力はHD 1080pをサポート。

　また、HDDやUSBメモリーなどのストレージ機器やデジカメをUSB接続することで、これらデバイスに保存した音楽や映像、画像なども可能だ。DLNAにも対応、Windows、Linux SAMBAのネットワーク共有に対応している。

　インターフェイスは、イーサネットポート×1、USB×1、HDMI×1、コンポジット端子×1、音声光出力×1を装備。無線LAN 802.11nbgに準拠する。テレビとHDMIで接続し、無線LANでネットに接続してネットコンテンツを楽しむメディアプレーヤーとなっている。

　専用のリモコンが付属しており、リモコンのボタンは割り当てる機能のカスタマイズが可能。また、専用アプリ「WD TV Remote」をインストールすることで手持ちのiPhoneをリモコンとして利用できる。アプリはAndroid版とiOS版を用意する。そのほか、USBポートにUSBキーボードを接続すれば、キーボード入力も利用できる。

　対応するフォーマットは、動画がAVI（Xvid、AVC、MPEG1/2/4）、MPG/MPEG、VOB、MKV（h.264、X.264、AVC、MPEG1/2/4、VC-1）、TS/TP/M2T（MPEG1/2/4、AVC、VC-1）、MP4/MOV（MPEG4、h.264）、M2TS、WMV9。静止画はJPEG、GIF、TIFF、BMP、PNG。音声ファイルはMP3、WAV、PCM、LPCM、WMA/WMA Pro、AAC、FLAC、MKA、AIF/AIFF、OGG、Dolby Digital Plus、DTS。字幕はSRT、ASS、SSA、SUB、SMIに対応する。

　なお、米国では1TBのHDDを内蔵し、DLNAサーバー機能を搭載したWD TV Liveシリーズ上位機種も発売されているが、今回日本市場への投入はHDDを内蔵していない「WD TV Live」1機種のみとなる。上位モデルの国内発売については、今後市場の反応を見て検討するという。