独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は5日、2004年7月度のウイルス・不正アクセス届出状況を発表した。7月のウイルス届出数は4,832件と3カ月ぶりに5,000件を下回り、内訳ではNetskyの亜種が約33%を占めている。
2004年7月度のウイルス届出数は4,832件で、6月の5,422件、5月の5,439件に比べて減少している。届出の内訳では、Netskyの亜種が1,591件と依然として多く、そのほかはBagleが532件、Lovgateが317件となっている。
7月度の新種ウイルスでは「Mydoom」の新たな亜種を警告しており、Mydoomは添付ファイルを開くことで感染するため、安易に添付ファイルを開かないことや、感染してしまった場合にはMydoomの無償駆除ツールがウイルス対策ベンダー各社から提供されているので、それらを利用することを呼びかけている。
不正アクセスの届出状況では、7月の届出件数は45件となり、6月の52件に比べて減少している。45件のうち、実際に被害を受けた件数は8件(侵入4件、メールアドレス詐称3件、ID詐称1件)となっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2004/08outline.html
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( 三柳英樹 )
2004/08/05 15:36
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