ぷららネットワークスは9日、個人会員向けメール付加サービス「メールプラス1」のセキュリティ機能を強化した。無料提供される「迷惑メール振り分けサービス」のほか、4つのサービスが強化された。有料サービスについては、オプションサービス向けバーチャルクーポン券「フリーチケット」による決済も可能だ。
ユーザーがあらかじめ設定した条件に合致するメールが送信された場合に、メールサーバーで受信拒否を行なうサービス「メールリジェクト」では、拒否設定可能な件数が従来の5件から最大99件に拡大。ヘッダに関する拒否条件としては、従来までの送信者/あて先/件名/サイズなどに加えて、ヘッダの項目と条件を入力できる「任意のヘッダ」を選べるようになった。利用料金は月額210円。
「迷惑メール振り分けサービス」については、迷惑メールとして振り分けたくないメールを受信させる透過メール機能の設定条件が、従来の5件から最大99件まで拡大。透過メール機能の条件としては、新たに「任意のヘッダ」情報が選択可能となった。条件に合致するメールを強制的に迷惑メールと判定する迷惑メール認定機能や、迷惑メールと判定されたメールの題名に「meiwaku」「spam」など任意の文字列を挿入する機能も追加された。同サービスは、2005年4月20日より試験サービスとして提供されていたが、ライト契約会員を除く、ぷららの全個人会員に無料で提供される。ただし、POP接続オプション利用時は月額210円が必要となる。
また、あらかじめ設定した条件に基づいて別のメールアドレス宛に転送する「メールフォワードHyper」では、転送可能な件数が従来の5件から10件まで増加。転送条件としては「任意のヘッダ」情報が加わった。利用するには月額210円が必要となる。このほか、長期出張時など、すぐに返信できないメールに対して、あらかじめ設定した文章を自動返信する「るすばんメール」では、設定可能な件数が従来の5件から99件までに拡大。利用は無料。
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ニュースリリース
http://www.plala.or.jp/access/living/releases/nr05_aug/0050809.html
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( 増田 覚 )
2005/08/09 13:09
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