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ヤマト運輸、匿名配送・決済が可能な「オークション宅急便」


 ヤマト運輸は30日、インターネットオークションで落札した商品の配送・決済を匿名で行なえる「オークション宅急便」を発表した。サービス開始は2006年11月中旬を予定しているが、手数料は現在のところ未定。

 オークション宅急便は、ネットオークションの商品取り引きをヤマト運輸が仲介するサービス。出品者および落札者は、ヤマト運輸のサイトで登録したIDを使用することで、名前/住所/電話番号/口座番号等の個人情報を開示せずに荷物の配送・決済ができるという。

 出品者は、商品落札後にヤマト運輸の専用サイトで金額・商品名等の取り引き情報を入力する。落札者が取り引き情報を確認し、承認すると、落札金額が一旦ヤマト運輸にネットバンキング決済で引き落とされる。

 商品を発送する際は、サイトから宛先情報が登録された2次元バーコード付き伝票をダウンロードし、プリントアウトして商品に貼り付ける。発送後に伝票の2次元バーコードをヤマト運輸が読み取り、宛先を照合するという。これにより、宛先等の匿名性が守られる仕組みだ。

 落札者は、商品到着後に中身を確認し、問題があれば翌々日の正午までキャンセル可能。代金は返金され商品も返送される。キャンセルがなければ、出品者へ落札代金が振り込まれる流れだ。また、荷物の到着前や不在、売買完了、キャンセルなどの情報は出品者・落札者へメールで通知される。

 サービス開始当初、落札者の決済手段はネットバンキングのみだが、2007年1月以降は、クレジットカードおよび代金引換も使えるようになる。また将来的には、ヤマト運輸の直営店や取扱店の窓口へ宅急便を直接送り、店頭で宅急便を受取れるサービスも予定されている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.yamato-hd.co.jp/news/h18_53_01news.html

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( 野津 誠 )
2006/08/31 12:18

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