ビジネスに役立つAndroidアプリ

Evernoteのノートや機能に、すばやくアクセスしたい方に「Evetnote Widget」

アプリ名Evetnote Widget(2.0.6)
こんなときにEvernoteをスピーディに活用したい
対応OSAndroid OS 1.6以上
価格無料
配布Evernote Corp.
URLhttps://play.google.com/store/apps/details?id=com.evernote.widget

アプリ起動の一手間を減らして、入力や閲覧、編集をスピーディに

 Evernoteを愛用している方というのは、メモに前向きであり、情報の活用に積極的な方といえるだろう。そんなEvernote愛用者の共通の願いは、少しでも素早く入力し、漏らさずメモを保存したい、見たい、編集したいと思ったとき、できるだけ早く対象のノートを開きたい、ということではないだろうか。そういう切り口のアプリも存在するが、Evernoteオリジナルのウィジェット「Evetnote Widget」もなかなか捨てたものではない。

 「Evetnote Widget」とは、EvernoteがEvernoteアプリとは別に提供している、オリジナルのウィジェットである。使用するにはEvernoteアプリのインストールも必要だが、いずれも無料で利用できる。

 用意されているスタイルは、1×1、4×1、4×2の3サイズで、「新規ノート」「スナップショット」「音声ノート」「検索」「クイックスナップ」「Skitch」「音声テキスト変換ノート」「ビデオ録画」の8種類のうち、好きな機能を選んで並べられる。1×1サイズは添付時に、4×1、4×2サイズは「設定」から、機能構成を変更できる。また、デザインも上段のバーの色と、ノートの色を、オリジナルの緑色と黒の2色から指定できる。

「Evetnote Widget」上段は1×1サイズを4つ、中段は4×1サイズ、下段は4×2サイズを貼った例。1×1サイズの右側は、バースタイルの色を黒に変更している
4×2サイズのノートリストは、左右の矢印ボタンをタップすれば表示が切り替わる
ウィジェットの設定画面

 最も小さい1×1サイズのウィジェットは、特定のボタン1つだけをホーム画面に添付できる。テキストの文字入力がほとんど、という方なら、「新規ノート」を指定しておけば、タップしてすぐノートの新規作成画面を開ける。また、ノートの新規作成と、スナップショットだけあればいいという方は、こちらのウィジェットを2つ並べるといいだろう。

 4×1サイズのウィジェットは、左端にEvernoteアプリ起動用アイコン、右端にウィジェットの設定を含んだ6つのアイコンが並ぶバーとして配置でき、中央に好きな機能を4つ配置できる。いろんな機能をまんべんなく使ってインプットしたい方に便利だ。

 4×2サイズは、4×1サイズのバーの下段に、3つまでノートのサマリーを表示できるスタイル。サマリーをタップすると、Evernoteが起動してノートが開き、閲覧や編集が容易だ。スマートフォンのホーム画面から、見たいノートに直接アクセスできるというわけだ。

 表示するノートの条件は、「最終閲覧日」「最終更新日」「ノートブック」「タグ」「保存された検索」の中から指定できる。たとえば「最終更新日」にしておくと、アップロードしたデータで最新のものも含め、上位3つを表示してくれる。サマリーの表示数は3つだが、左右の矢印ボタンをタップすれば、ウィジェット内でノートを切り替えることもできるので、更新日時がさほど古くないノートならEvernoteアプリを起動して操作するより、すばやく見つけられるに違いない。直前まで編集していたノートや、アップロードしたばかりのデータをまたすぐ開きたいなら「最終更新日」、特定のジャンルのノートを集中して使っているなら「ノートブック」を選ぶなど、目的に応じて変更しておくと効率的にアクセスできるだろう。

設定画面で、変更したいバーボタンをタップすると表示されるメニュー
ノートリストの表示条件
バーの左端をタップすると、Evernoteが起動する

 ちなみに、「スナップショット」と「クイックスナップ」の違は保存までの流れにある。「スナップショット」は、撮影画面→保存→ノート作成画面(題名入力)→ノートコンテンツ入力→左上の「レ」をタップ、の順で保存される。必要事項をしっかり入力したい派向けといえるだろう。(題名が未入力のときは「スナップショット」となる)

 一方、「クイックスナップ」は、撮影画面で保存をタップすれば操作は終わりだ。ノートの題名は「無題のノート」として保存されるので、とにかく保存スピードを優先したいときに便利というわけだ。ウィジェットを4×2サイズにして、サマリーも表示されるようにしておけば、あとから詳細を付け加えたいときも素早く開けるだろう。

 いずれも、保存先のノートブックは、デフォルト指定しているノートブックとなる。初期設定ではアカウント名のノートブックに保存されるが、変更したいときは、PCのソフト、またはブラウザでEvernoteにログインし、保存先にしたいノートブックのプロパティを表示して「このノートブックをデフォルトにする」にチェックを入れれば変更できる。

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。