D for Good! by Impress Sustainable Lab.

GISでSDGsの現状を把握、地図データを追加した「SDGsの17目標でみる2024年の世界」公開

(画像:SDGs Today Japan)

 国内SDGsの進捗・活動を、GIS(地理情報システム)を活用して分かりやすく紹介するウェブサイト「SDGs Today Japan」において、現在発売中の『SDGs白書2023-2024 持続可能なビジネスへの変革を目指して』(インプレス刊)の巻頭カラー「17目標でみる2024年の世界」が公開された。

 SDGs Today Japanは、慶應義塾大学SFC研究所xSDG・ラボ、国際航業、ESRIジャパンの共同研究の成果として2023年6月に公開された。同サイトは、日本のSDGsの達成度を確認できる「現状の把握」と、SDGsに関する取り組みを紹介する「Storytelling」の2つのカテゴリーから成る。

 このたびSDGs Today Japanの「Storytelling」に追加されたのは、SDGs白書2023-2024の巻頭に掲載されているSDGsの17目標ごとに世界および日本の現状を概観する特集の全文である。この記事では目標ごとにさまざまな統計資料が掲載されているが、そこにGISによる地図データが7つ加えられている。

 例えば、目標2「飢餓をゼロに」に関する箇所では、2001~2021年の飢餓人口の移り変わりを、シークバーを使って視覚的に把握することができる。

世界銀行のデータを基にした飢餓人口の割合を地図上に表したデータ。下のシークバーを動かすことによって、2001年から2021年までの移り変わりの様子が分かる(画像:SDGs Today Japan)

 目標14「海の豊かさを守ろう」に関する箇所では、海洋の酸性化が進行していることを示すものとして、1992年と2022年の水素イオン濃度指数(pH)を3D表示で比較している。

気象庁のデータを基にした海面のpH分布図を、3D地図上に表したデータ。マウスを使って地球を動かすことで、任意の地域を確認することができる(画像:SDGs Today Japan)

 『SDGs白書』は、慶應義塾大学SFC 研究所xSDG・ラボ、SDSN Japan、インプレス・サステナブルラボで構成されるSDGs白書編集委員会の企画によるSDGsの年鑑である。電子書籍版・印刷書籍版の『SDGs白書』とともに、今を視覚的に知るデータとしてSDGs Today Japanのコンテンツを活用していただければ幸いだ。

文:佐々木三奈 フリーランスライター/校正者、がん患者・経験者の運動を支援する「まめっつ」メンバー。『SDGs白書』『インターネット白書』の編集にも参加。

「D for Good!」2025年3月28日付記事より)

「D for Good! by Impress Sustainable Lab.」について

このコーナーは、インプレスホールディングスの研究組織であるインプレス・サステナブルラボがnoteで連載中の「D for Good!」から記事を転載しています。D for Good!では「デジタルで未来を明るく!」を掲げ、書籍「インターネット白書」「SDGs白書」を編集するインプレス・サステナブルラボ研究員が、サステナビリティが身近になる話題を発信しています。