週刊Slack情報局
「Slackサービスパートナープログラム」がスタート、日本ではアビームとリックソフトが参加
2019年11月13日 12:00
一般企業でも利用が広がっているビジネスコミュニケーションツール「Slack」。Slack Technologiesの日本法人であるSlack Japanはこのツールのことを“ビジネスコラボレーションハブ”と表現しており、あらゆるコミュニケーションやツールを一元化するものと位置付けている。本連載「週刊Slack情報局」では、その新機能・アップデート内容などを中心にSlackに関する情報をできるだけ毎週お届けしていく。
Slackは13日、「Slackサービスパートナープログラム」の開始を発表した。Slackを活用した業務改革を進めるためのコンサルティングサービスを提供している企業がパートナーとして参加。他のアプリとの連携や内部インテグレーションにとどまらず、部門リーダーへの働き方改革支援まで、多岐にわたるサービスを展開する。
Slackはプログラムを通じて、サービスパートナーに対し、正式な技術トレーニング、セールスイネーブルメント、市場サポート開拓を提供する。一方、サービスパートナーに参加すると、初期サービスとしてソリューション設計、ビジネスプロセスの最適化、変更管理、エンドユーザーへの導入支援など、幅広いサービスが受けられるとしている。
Slackサービスパートナープログラムには、日本ではアビームコンサルティング株式会社、リックソフト株式会社の2社、グローバルではOnix、Cprime、Robots & Pencils、Rainmaker、Adaptavistの5社が参加している。
Slackによると、各社ともユニークで独自の強みを持っているが、特に今回、このプログラムへの参加が発表されたパートナー企業は、次のような特徴があるという。
- パートナー企業自身がSlackを導入しているユーザー企業であり、各々が情熱的なコミニュティを持っている。
- Slackと関わりの深いエコシステムにおいて熟練したスキルを持っており、実績がある。
- ビジネストランスフォーメーションやシステムアーキテクチャおよびマイグレーション、カスタムアプリの作成などについて垂直的な専門性を持っている。
なお、サービスパートナープログラムへ参加する企業について一律の基準を設けているわけではないという。ただし、10月にサンフランシスコで開催したSlackの開発者向けイベント「Spec」内で、管理者と開発者向けの認定資格について発表し、今後、その資格をさまざまな局面で拡大活用していく予定だとしている。
Slackではこれまでも「テクノロジーパートナープログラム」を通じてプロダクト連携などの拡大を進めてきた。これに加えて今回、サービスパートナープログラムを正式に開始。企業におけるSlack活用を最大化できるサポートを強化していく考えだ。