週刊Slack情報局

Slackに「書式設定ツールバー」追加、メッセージの太字・斜体・箇条書きなどボタン操作で可能

一般企業でも利用が広がっているビジネスコミュニケーションツール「Slack」。Slack Technologiesの日本法人であるSlack Japanはこのツールのことを“ビジネスコラボレーションハブ”と表現しており、あらゆるコミュニケーションやツールを一元化するものと位置付けている。本連載「週刊Slack情報局」では、その新機能・アップデート内容などを中心にSlackに関する情報をできるだけ毎週お届けしていく。

 Slackでメッセージを作成する際に、テキストの一部を太字にしたり、箇条書きにしたりするための「書式設定ツールバー」が実装された。メッセージ入力フォームにある[Aa]ボタンを押すことで、ツールバーが表示される。

書式設定ツールバー(画像は、番号付きリストの設定例)

 太字、斜体、取り消し線、箇条書きリスト、番号付きリスト、引用タグ、インラインコード(コード/コードブロック)に対応しており、書式を設定したい文字列を選択したのち、各ボタンを押すことでその書式が設定され、プレビューにも反映される。

 こうした書式設定は従来も、キーボードショットカット(下記画像を参照)や、決められた文字を入力することで書式を制御すること(例えば、太字にしたい文字列の前後に「*」を入れる、取り消し線を入れたい文字列の前後に「~」に入れる……といった具合)が可能だった。Slackの操作に手慣れたユーザーであれば従来の方法で設定したほうがスピーディーに操作できそうだが、今回の書式設定ツールバーの実装により、こうしたルールを覚えていないユーザーでもボタン操作で書式を簡単に設定できるようになる。

キーボードショートカットの例(Windows版Slackアプリの場合)

 各書式の設定方法については、Slackヘルプセンターにある「Slackの使い方」の中の「メッセージの書式設定」にまとめて説明がある。

 なお、書式設定ツールバーは、Slack公式ブログの11月13日付記事で「今後数週間でリリースされるアップデート」の1つとして発表されたもの。このほかにも、組織内の多数のユーザー(最大1000人)をチャンネルに招待する際の操作の簡略化と、共有チャンネルにメンバーを招待するためのプロセスの簡略化についても発表している。