テレワークグッズ・ミニレビュー
第121回
本日(14日)10時からUGREEN NASが最大40%オフ! iPhoneの写真バックアップもリモートアクセスもサクサクな最新4ベイNASは結構スゴい
2025年2月14日 06:00
本日2月14日の10時からUGREENのNASのクラウドファンディングがスタートする。米国では10億円以上の支援を集めたという話題のNASだが、なにしろ早期購入なら最大40%オフで買えるので、NASの購入を考えていた人には朗報だろう。
本誌ではいち早く清水理史氏にレビューを行なってもらったが、「イニシャルB」チャンネルでも紹介しているとおり、ハードとしてはかなりこだわりの感じられる作りになっている上に、ソフト的にも初心者にも使いやすいらしい。
NASと言えば、筆者は国内メーカーであるアイ・オー・データ機器の2.5GbE対応2ベイモデルのNASを愛用している。すでに新型が登場しているので、今となっては1世代前の旧モデルだ。
2.5GbE対応のNASを初めて使ったというのもあって、当時どれくらい高速化できるのかいろいろ検証してみた結果、1GbEと比較して読み込みは1.5倍程度速くなるも、書き込みはそれほど変わらない結果に。そこでRAID1(ミラーリング)より高速なRAID0(ストライピング)も試してみたところ、読み書きともに1.5倍程度まで高速化したが、2.5倍までは行かないという結果となった(新モデルでは高速化されている模様)。
当時は「HDDだとこれが限界なのか?」と思っていたのだが、海外製のNASキットだともっと速いらしいという話を聞いた。しかも海外製NASキットだと、AIで画像を自動で認識してタグ付けできるとか、写真のデータ保存が主な目的の筆者にとっては、いつかは海外製NASキットを使ってみたいという気持ちがあった。
そんなタイミングでこの最大40%オフになるUGREEN NASの話である。海外製NASキットはなかなか高くて手が出せないと思っていたが、これはチャンスではないか? ということで一足先にメーカーにお借りして触ってみたのでその印象をお伝えしたい。
2ベイはそろそろ卒業? 4ベイモデルが気になる!!
今回UGREEN NASは2ベイ、4ベイ、6ベイの3モデルが登場するが、すでに2ベイのNASを何台か使ってきた筆者的に気になるのは4ベイモデルのNASyncDXP4800 Plusだ。通常価格9万9880円のところが、40%オフだと5万9928円で買える。2ベイモデルNASyncDXP2800が40%オフで3万5280円なので、2万5000円ほどの差額で4ベイが手に入るわけだ。
筆者の場合、今はまだ2ベイでも十分だとは思うのだが、子供が生まれてから写真を撮る機会も増え、今使っているNASもそれほど遠くないうちに容量が足りなくなる見込み。さらなる大容量化を考えるとき、4ベイの方がコスパが良くなりそうなのだ。
たとえば2ベイをRAID1で組めば、実際に使える容量はその半分になる、だが、4ベイに4つのHDDを入れてRAID5で組めば、おおむね4分の3が実容量として使える。
仮に16TB以上の実容量を実現しようとした場合、2ベイNASのRAID1だと16TBのHDDが2本必要となる。NAS向けHDDであるWD Redの場合、記事執筆時点でのAmazonでの販売価格は、16TBのRed Proが9万円弱なので2本で18万円近く必要。これが4ベイでRAID5の場合、6TBを4本で実容量18TBほど確保できる上に、6TBのWD Red Plusは2万6000円ちょっとなので4本で10万5000円ほどで済む。厳密に言えばRed ProとRed Plusでは保証期間も違うので完全な比較ではないが、容量に余裕がありつつ7万円以上安く済む計算だ。
ちなみにRAID5はHDD3本から構成できるので、最初は3本だけHDDを入れておいて、容量が足りなくなったらもう1本HDDを追加する、という使い方で、さらに初期投資を抑えることもできる。
ただし、RAID5は、HDDが壊れた場合、リカバリーの最中に別のHDDが壊れてRAID崩壊することがよくあるそうだ。なので、安全性の面ではRAID6などのほうがオススメではある。RAID6だと実容量は半分になるのでRAID1と変わらなくなってしまうが、実容量16TBに必要な価格は、8TBが4本で13万7000円ほどと、こちらでも2ベイで組むよりHDD代で4万円以上安く済む計算で、今回のクラファンなら2ベイとの差額は元が取れてしまう。
厚さ3mmのアルミ製アウターパネルに拡張性も十二分
ということで届いた製品を見ていきたい。ただし今回お借りしているのはサンプルモデルなので、もしかしたら実際に購入して皆さまの手元に届く製品とは異なる部分もあるかもしれない。
まずはこれまで使っていた国内2ベイNASと比べると、大きいし重い。筆者は過去にSynologyの2ベイも使っていたが、アイ・オー・データ機器のNASはそれと比べてもかなりコンパクトなので、大きさの差は歴然だ。
ハードウェアの作りについては、清水理史氏も絶賛していたが、確かによくできている。金属製のアウターパネルが特徴的だが、実はこれが、鉄板をプレスしたようなものかと思っていたら、厚さが3mmぐらいあるアルミ材で、鋳物か押し出し材かという感じ。とにかくゴツい。おそらく剛性と放熱を考えての選択なのだと思う。
フロントには、4つのHDDのマウントが入る。このマウントはネジや特殊な工具など使うことなく、3.5インチのHDDやSSDを脱着できるという優れものだ。さらにそのマウント部分がゴムブッシュになっているのも面白い。これによりHDDの振動を吸収しようということだろう。ちなみに2.5インチのHDDやSSDも装着可能。その場合はネジ止めになる。搭載可能なストレージは1ベイあたり最大24TB。
HDDマウントを外してNAS本体の中をのぞき見ると、底面に基板がある。UGREEN NASの2ベイモデル NASyncDXP2800では基板のヒートシンクが奥のほうまであるそうだが、4ベイモデルの場合は奥まではないが、その分幅が広くなっているようだ。また2ベイモデルでは内側の側面に設けられたM.2スロットは、4ベイモデルでは底面のフタの中にある。
その底面のフタだが、ネジを緩めると、内側に設けられたダンパー(スプリング)によってフタが押し上げられる。DXP4800 Plusでは、このフタの中にメモリとM.2のスロットがある。メモリは既に8GBのものが付いているが、もう1スロットあるので増設も容易で、DDR5のメモリを最大64GBまで増設できる。
M.2のSSDについては、2スロットで最大で8TBのSSDを2枚装着可能。また、熱伝導性の高いシリコンパッドが付属していて、金属製のフタ側に貼り付けることでM.2 SSDの放熱性能を高める仕組みだ。
続いてインターフェースを見ていきたい。2ベイのDXP2800にはない部分として、フロントにSDカードリーダーがある。写真を取り込むことがメインの筆者にとっては気になるポイントだ。
ただし、DXP4800Plusの場合、スペック表には「SD3.0カードスロット」とある。SD3.0という表記をあまり見たことがなかったのだが、調べるとUHS-Iまで対応ということらしい。6ベイのDXP6800 Proはここが「SD4.0カードスロット」となり、UHS-IIにまで対応する模様。
フロントには他にUSB Type-C(3.2 Gen 2)ポート1つとUSB Type-A(3.2 Gen 2)ポート1つがある。
リアには10GbE対応のLANポートと2.5GbE対応のLANポートが各1つ。USB Type-A(3.2 Gen 2)ポートが1つ、USB Type-A(2.0)ポートが2つ、そして4K出力に対応したHDMIポートがある。筆者宅は現状2.5GbEまでだが、近いうち10Gの光回線に変えることも検討していて、10GbE対応というのもうれしいポイントだ。
また面白いのは、リアのファン部に設けられた金属製のメッシュダストカバーだ。マグネット式でカンタンに脱着ができる。これまで使ってきたNASを見ると、かなりほこりだらけになっているので、その辺りへの気遣いだろう。なによりさほどアクセスしやすくない場所に置かれるであろうNASの裏側のフィルターを、片手で、工具も使うことなく脱着できるようにしているというのは、実際の使い勝手がよく考えられていると関心する。
たったこれだけでリモートアクセスができるの?
ではセットアップを行なっていく。
まずは先にも紹介した工具不要で取り付け可能なマウントにHDDを取り付けたら、本体底面にあるQRコードをスマホで読み取ることでダウンロードできる、アプリの指示に従ってセットアップを進める。
この際にリモートアクセス機能を登録するのだが、これがとんでもなく簡単で、メールアドレスを登録して、そこに届いた認証コードを入れるだけだった。アイ・オー・データ機器のNASもかなり簡単だったがそれ以上に簡単だ。
あとはシステムのロードなどで時間はかかるものの、アプリは全て日本語で日本語によるガイダンスも出るのでさほど迷わず進めることができる。おそらく初心者でも簡単に進められるだろう。むしろ中途半端に従来のNASの知識があるほうが違和感があるかもしれない。
恥ずかしながら筆者が引っかかったのが、スマホでの設定が終わった後、どうやってPCからアクセスするのか? ということだった。今までのNASだとPCからセットアップをするし、PCに専用のアプリをインストールすることが普通だったので、どこからPC用のアプリをダウンロードすればいいのかに戸惑ってしまった。
結論から言えばPC用のアプリは不要で、WebブラウザーにIPアドレスを入れるだけだった。分かってしまえばどうということはないが、これまでのNASの常識がジャマをした。
ちなみにUGREEN NASの場合、カスタムドメイン名という、要はURLが自動で生成されて、これをWebブラウザーに入れれば同じように接続できる。リモートアクセスの時も、このURLでアクセスできるので、家でも外でもほぼ同じ環境で使うことができるというわけだ。なかなかよくできている。
それとRAIDについては、今回は検証のため、RAID5で、最初はあえて3台だけで構築してみた。最後にもう1本を追加して拡張するのをやってみるつもりだ。
iPhoneのバックアップはバックグラウンドでも動く優れもの
基本的には操作はアプリを使って行う感じだ。アプリは同期や写真、音楽などいろいろあって、全ては試す時間もないので、本稿では筆者が主に使う、iPhoneとデジカメの写真のバックアップについて紹介したい。
まずiPhoneの画像バックアップについては、iPhoneのアプリから「同期とバックアップ」を選ぶことで、画像と動画がバックアップできようになる。
実はこのアプリが良くできていて、なんとバックグラウンドで画像をアップロードし続けることができるのだ。これまでの経験上だと、NASなどにiPhoneの画像をバックアップする場合、アプリを起動し続けておく必要があるものがほとんどだったので、これはちょっと驚きだ。特に初回はかなりの時間がかかるので、バックグラウンドで作業できるのはありがたい。
それともうひとつ驚いたのが、iPhoneの「Live Photos」がそのまま保存でき、アプリ上で再生できるところだ。Live Photosは撮影の瞬間の前後1.5秒を動画として記録できる写真だが、iPhone上では見られるものの、バックアップなどで他の場所に移動すると、ただの写真になってしまう、というのが筆者の経験上の常識だった。それがこの同期とバックアップだとLive Photosとしての情報も記録されるので、動画として見ることができるのだ(ただし動画として見られるのはiPhoneのアプリ上からのみで、PC側ので確認してもただの写真になってしまう)。
ちょっとクセのあるアプリ、だが慣れれば快適かも
次にデジカメの写真のバックアップだ。PC側で「写真」のアプリを立ち上げ、入れたい写真をドラッグ&ドロップすればよい。
ただ、ここで再び引っかかってしまった。というのも、写真ファイルそのものはコピーできるものの、フォルダごとコピーしようとするとコピーできないのだ。
考え方としてはiPhoneの中の写真と同じで、フォルダによって分けるのではなく、全ての写真は同一フォルダに入れて、写っている人や場所、撮影時期などで自動分類する、という使い方で、特定の写真を分けたい場合は、フォルダではなく「アルバム」を作ることでまとめる、という考え方のようだ。
ただ、これまでNASで撮影日やテーマごとにフォルダ分けして管理してきた身からすると、これではデータ移行が大変だ。
が、これについては「ファイル」というアプリを使うことで解決した。「ファイル」を使うと、フォルダが階層で見えるようになるので、写真の入っている「Photos」の中にフォルダごとコピーすることができるし、「ファイル」アプリで入れた写真データであっても「写真」アプリから見られるし、AIによるタグ付けもされる。
もちろんデフォルトでオフになっているSMBをオンにすれば、従来のNASのイメージで使うことも可能だが、アプリの使い方が分かってくると、結構SMBなしでもいけそうな気がしてくる。
AI画像認識は時間がかかるけど便利!!
さて、こうしてフォルダごとコピーした画像だが、AIが一晩中稼働したのだろう、翌日には「最近」「人」「場所」「ビデオ」「ものを識別する」という項目で自動でタグ付けがされた。
「最近」は文字通り最近の写真が出るかと思いきや、NASに登録されたのが最近の画像から出る。なので以前のNASからデータを移行する場合、古い順から登録しないと順番が変なことになる。まぁこれはデータ移行の当初だけの問題だ。
「人」の認識の精度はなかなかのものだ。iPhoneやクラウドサービスではよくあるが、ローカルのNAS上でそれが実現できるというのはなかなか感動する。精度もけっこう高そうだ。
さすがに娘の写真は、赤ちゃんの頃などで別の人物と認識されてしまうが、それは他のクラウドサービスなどでも同じ。それぞれに同じ名前を付けるとまとめてくれる。
むしろ子供の運動会の写真などでかなり小さく写っている人まで認識しようとするのはスゴくて、こんなに大勢撮ってるのかと驚かされる。
ただし、残念ながらペットは認識してくれない。iPhoneだとペットも認識してくれるのだが。
「場所」はiPhoneなどで撮影した位置情報付きの写真が地図上で表示される。
「ビデオ」は文字通り動画だが、面白いのはPC側のアプリでは、YouTubeのように2倍速や0.5倍速などで再生が可能。iPhoneで撮影した動画はiPhone上だと等倍でしか再生できないので、iPhoneで動画をよく撮影する人にはけっこう便利だと思う。ただし速度調整ができるのはPC版だけで、iPhoneアプリ上では速度調整はできない。この辺りはアップデートに期待したい。
最後に「ものを識別する」については、おそらく人以外のペットやクルマなどが識別できると思われるが、NASを使い始めて3日目現在、なにも登録されていない。ツールでカスタム学習などもやってみるも、学習に時間がかかっているのか、記事執筆時点ではなにも変化がなく、この短時間のレビューでは評価することができなかった。もっと少ない写真点数で検証すべきだったかもしれない。
サクサク使えるリモートアクセスが速い!!
リモートアクセスの使い勝手もとてもいい。と言うか本当に速い! これまでのNASでもリモートアクセスは可能だったが、自宅のNASに繋いで、フォルダを1つずつ開いて、サムネールが1つずつ表示されて、というステップごとに待ち時間が必要で、使えなくはないが、頻繁に使いたいと思うものではなかった。
が、これは本当にリモートアクセスになってるのか? と思うぐらいサクサク動く。例えば画像のフォルダを開くと、もちろん電波環境にはよるだろうが、長くてもおおむね3秒以内でサムネールが表示される。自宅のNASの中を見に行っているというより、ウェブサイトを見ている感覚で、まさにクラウドのそれ、パーソナルクラウドという言葉がしっくりくる。
これまではiPhoneの写真をバックアップしても、娘の写真などなかなかiPhoneから削除することができなかったが、リモートアクセスでもこれだけサクサク見られるなら、バックアップした写真はiPhone本体からどんどん消してしまっても困ることはなさそうだ。
PCのリモートアクセスも同様だ。先にも書いたが特に細かい設定もなにかの認証も不要で、いつもと同じURLを入れれば、いつものアプリ画面が登場して、いつもと同じユーザー名とパスワードでログインして、いつもと同じように操作ができる。自宅で同じLAN上にいるときも、外出先からリモートアクセスしている時も、まったく変わらずに操作できて、リモートアクセスってこんなにカンタンだったっけ? とただただ驚かされる。
使えば使うほど、NASというよりクラウドの感覚になってくる。最初はSMBで今までのNASと同じように使おうかと思っていたが、ここまで来るとアプリに慣れたほうが幸せになれる気がしてくる。
SDカードリーダー内蔵で、PCがなくてもデータが取り込める、のだが……
そして写真や動画を撮る人には気になるSDカードリーダーだ。
ここにSDカードを挿したら自動でバックアップを取れるようなことができれば便利かと思っていたが、いろいろ触ってみた限りそういった機能はなさそうだ。
SDカードを挿すと、「ファイル」アプリの「外部デバイス」にSDカードが見えるようになる。そこからNAS内の個人フォルダや共有フォルダ内にデータを移動したり、あるいはNAS上のファイルをSDカードにコピーしたりすることができる。
これはスマホアプリでも可能なので、PCを立ち上げることなくデジカメのSDカードの画像をNASに取り込むことが可能だ。
ただし、フォルダごとバックアップするような使い方であればさほど問題ないのだが、フォルダの中から一部のファイルだけをコピーしたいとなると、ちょっと使い勝手が悪い。
というのも、スマホアプリの場合、スワイプのような操作でまとめてファイルを選択することができず(PCのアプリだと可能)、1つずつチェックを入れていく形になる。数点のファイルであれば問題ないが、SDカードの中の画像の内、今日撮影した写真100枚を移動しようと思うと、途端に大変になる。
これはアプリのアップデートで対応できるはずなので、今後に期待したい。
速度はいかに? そしていよいよHDDを増設してみる
最後にCrystalDiskMarkを使って速度を計測してみよう。
今回はHDDを3台、RAID5の状態での計測になるが、読み込みで215.79MB/s、書き込みで285.41MB/sという結果で、ギガビットのNASよりかなり高速化できている。
しかし書き込みが2.5GbEをほぼ生かし切っているのに対して、読み込み側はやや残念な結果だ。これはHDDを3本にしているのが要因だと思われる。RAID5はHDDの本数が増えるほど速くなるので、4本すべて使えばさらに高速化できるはずだ。
そこで一通りのテストが終わったところで、最後の1ベイにHDDを追加して容量拡張に挑戦してみた。
後からHDDを追加するのは初めての作業だったが、アプリの「ストレージマネージャー」で簡単に増設することができた。特にこれまでのファイルを削除する必要もないし、再構築中も普通にNASとして使い続けることができる。
ただし1つ問題があって、すぐに終わるのかと思ったら、再構築が終わるまでの時間が2日以上と表示された。あくまで予想残り時間ではあるが、おそらくこの記事が掲載される頃はまだ再構築が終わっていない見込みで、HDD4本での速度検証は間に合わなそうだ。クラファンが始まる前に記事公開したいので、この結果は後ほど追記する形にしたい。
ということで、これまでNASを使ってきたユーザー視点で見ると、ところどころで「おやっ?」と思う部分もあったが、使い込むほどに、これはこれで良くできている、と思えるものだった。もちろんSMBをオンにすれば、従来のNASの感覚で使うことはできるが、家でも外出先でもまったく同じ感覚で使えるというのは、本当にクラウドっぽくて面白いし、今は足りないという部分も、今後のアップデートに期待したいという気持ちになる製品だった。
初めて4ベイNASを使った印象としては、ことUGREEN NASではセットアップの時にチェックするHDDが多いぐらいで、2ベイモデルと特に大きな違いもなく使い始めることができた。
もちろんデメリットがないわけではない。2ベイモデルと比べれば置き場所も必要だし、音についてもHDDが4台になるので、2ベイモデルよりは音が大きくなる。
なので、現時点でまだそこまで容量が必要ないのであれば2ベイモデルのDXP2800でもいいと思うが、すでに結構な容量が溜まっている、今後も増え続ける予定がある、という人は、この機会に4ベイモデルを選んでみるのも良さそうだ。40%オフで買えるのは数量限定ということなので、購入を考えているなら今日(14日)の10時に忘れずチェックしてほしい。
INTERNET Watch編集部員やライター陣が、実際に使ってオススメできると思ったテレワークグッズをリレー形式で紹介していく「テレワークグッズ・ミニレビュー」。もし今テレワークに困りごとを抱えているなら、解決するグッズが見つかるかも!? バックナンバーもぜひお楽しみください。