イベントレポート

働き方改革EXPO

Wi-Fiアクセスポイントなどのネットワーク製品、NECプラットフォームズやヤマハが展示

 7月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催中の展示会「働き方改革EXPO」において、NECプラットフォームズ株式会社やヤマハ株式会社が、Wi-Fiアクセスポイントなどのネットワーク製品を展示している。

“Aterm”はWi-Fiルーターだけじゃない!セキュリティアプライアンス「SA3500G」など

 NECプラットフォームズが展示しているのは、SMB/SOHO向けのセキュリティアプライアンス「Aterm SA3500G」や、Wi-Fiアクセスポイント「NA1000シリーズ」など。

 Aterm SA3500Gは、その名に“Aterm”を関していることからも分かる通り、ネットワークに詳しくない管理者でも簡単に設定・運用できることを目指した製品。前面のLANポート脇に配されたボタンで、全機能をオン/オフできる。パートナーである株式会社ラックが提供するシグネチャ「JSIG」により、IDS/IPSや、ファイアウォール、ウィルスチェック、ウェブフィルタリングの各種機能を提供する。

 さらに2.4GHz帯のみとはなるが、Wi-Fiアクセスポイントの機能も内蔵。簡易的なRADIUSサーバー機能によるIEEE 802.1x認証機能も利用可能だ。

 NA1000シリーズは、IEEE 802.11acに対応し、5GHz帯、2.4GHz帯ともに3×3のアンテナを搭載するWi-Fiアクセスポイント。推奨接続台数は40台ながら、これは同時に通信可能な台数とのことで、「主に文教向けからのニーズがある」という。

 不正なデバイスや、情報の持ち出しにつながるソフトウェアアクセスポイント、不正に接続されたアクセスポイントを経由したアクセスをそれぞれ遮断できる無線セキュリティ機能を搭載する。

 さらに上位モデルの「NA1000W」は、米国Mojo Network社の特許技術による「WIPS(Wireless Intrusion Prevention System)」を搭載しており、Wi-Fiの到達範囲内に同じSSIDを設定した偽のアクセスポイントがある場合に接続を遮断したり、MACアドレスを詐称したアクセスポイントの接続を遮断できるほか、DDoS攻撃からネットワークを保護できるなど、各種のセキュリティ機能を搭載する点も特徴だ。

ヤマハはトライバンドで計150台接続可能な「WLX313」など

 一方、ヤマハが展示しているのは、トライバンド対応のWi-Fiアクセスポイント「WLX313」や、VPNルーター「RTX830」などだ。

 2018年5月発売のWLX313は、2.4GHz帯×1、5GHz帯×2で各50台、計150台の接続が可能。IEEE 802.11acに対応するが、上位の「WLX402」では11ac wave 2に対応。最大1.73GHzの通信が可能だ。

 2017年10月発売のRTX830は、小規模拠点向けのVPNルーターで、複数拠点のVPN接続を1つのVPN設定のみで実現するマルチポイントトンネル機能を搭載。ギガビット対応の有線LANポート×4を装備するほか、モバイル通信に対応するUSBポートも備える。