番組に対するネットの反応を「見える化」、KDDIがTwitter活用で


 KDDIは、視聴中のテレビ番組に対するネット上のコメントをリアルタイムで分析し、賛成や反対の意見などをわかりやすく表示するサービス「ソーシャルメディア視聴」を出展している。

 サービスではまず、ハッシュタグをもとに番組ごとのTwitterの投稿を収集する。さらに、投稿者の過去のツイートから年齢や性別、職業などの属性を自動的に推定し、テレビ番組に対する年代ごとの評価を表示する仕組み。

 投稿者の属性については、例えば「期末テスト」「部活」「修学旅行」といったツイートがある場合には、10代の学生と推定している。担当者によれば、「属性は80%近くの割合で当たっている」という。

 展示ブースでは、Androidの利用を想定したアプリを用いて、テレビ朝日の「朝まで生テレビ!」に対する意見を分析しており、10代と40代では番組に対する評価が大きく異なる様子がうかがえた。

 商品化のめどは未定というが、担当者は「コメントを『見える化』することで、話題の把握や対立意見の比較が容易になる。番組にも臨場感が生まれるのではないか」と話している。

「ソーシャルメディア視聴」のAndroidアプリの画面

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(増田 覚)

2010/10/6 13:06