光ファイバー融着技術の世界一決定戦など、職人の技を披露


予選会の様子

 「第10回光通信技術展~ファイバーオプティクス EXPO FOE2010~」の特設スペースでは、NPO法人高度情報通信推進協議会が主催する「情報通信配線技術フォーラム2010」も共催。スペース内では、10月に神奈川県で第48回大会の開催を予定する若手技能者の技能レベルを競う「技能五輪全国大会」のうち、情報ネットワーク施工職種に関する予選会などが連日開催されている。

 21日午前には、光ファイバーケーブルを融着接続により、より長く接続すること競う「情報ネットワーク施工職種」職種予選会(光部門)の2回目が実施された。競技時間75分のうち、前半45分間が準備タイムで、後半30分間が採点対象の光ファイバーの融着接続および収納作業をする接続タイムになる。

 2回目の予選会には6名が参加し、慣れた手つきで融着接続作業などを進めていた。また、予選会スペース周辺には予選参加者の指導員や同僚などに加え、多数の人が集まり、作業を見守っていた。見学者の中には作業の様子をビデオ撮影する人も見られた。

 なお、予選会以外にも「第47回技能五輪全国大会」や「第40回技能五輪国際大会」の金メダリストによる情報ネットワーク施工のデモンストレーションも随時実施される。また、22日には49本の光ファイバーを正確に融着接続する時間を競う「『情報ネットワーク施工』世界一決定戦(光)」などの大会も実施される予定だ。


「情報ネットワーク施工」について後半30分間で光ファイバーの融着接続作業などを進める融着接続されたものをトレーに収納していく

競技後は試験官による採点が実施会場では技能五輪全国大会金メダリストによるデモも

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(村松 健至)

2010/1/21 16:18