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メガバンクのリストラが意味すること

 日本の大手銀行が、デジタル技術によって大規模なリストラクチャリングを行うということが新聞等で断続的に報じられている。例えば、デジタル技術によって、現在の業務量の3分の1を削減することや、それに伴う支店の統廃合が挙げられている。

 いうまでもなく、この背景にあるのは、RPAによる日常事務の効率化、AIの採用による省力化、そしてフィンテックによる新たなサービス創出(しかも、それらは自動的、安定的に高い信頼性のもとで行われる)への取り組みを銀行が本格的に開始することに起因するのだろう。これまでも、さまざまな分野で「AIによって仕事がなくなる」というようなことが喧伝され、それに抵抗がある人もいたかもしれないが、いよいよ基幹産業における経営方針としても、戦略が表明され始めたかということだろう。日本における少子高齢化、国際における競争激化などの要因もあろうが、ここ数年のあいだ続いているデジタルイノベーションが社会構造の大きな変化を促していることは間違いないだろう。

ニュースソース

  • デジタル変革時代の到来を象徴するメガバンクのリストラ[ZDnet Japan
  • 野村総合研究所と日本マイクロソフト、「金融デジタルイノベーションコンソーシアム」を設立[クラウドWatch

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