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新型aiboはソニー復活の象徴
2017年11月9日 12:05
かねてよりうわさとなっていたソニーの犬型ロボットaibo(アイボ)が正式に発表された。従来モデルは1999年から2006年まで販売されてきたが、ソニーの経営不振とともにリストラの憂き目にあった。
新型aiboにはLTEを使うワイヤレス通信機能が内蔵され、aiboに実装されているセンサーやカメラの情報をサーバー側のAIによって判断したり、制御したりするという、なんともいまどきな要素技術が満載になっている。価格はaibo本体(ハードウエア)が198,000円、そして通信サービスが3年分一括払いで90,000円、または月払いで月額2980円×36回となっている。3年間の合計コストとしては、およそ30万円となっていて、本物の犬並み?の出費を覚悟する必要がありそう(食事代を除く)。
さらに、ソニーは今後の戦略として、映像・音響技術、センサー、メカトロニクスなどの技術を、人工知能(AI)、ロボティクス、通信などと組み合わせ、エレクトロニクスの場を広げる新たな提案を行っていくとしている。まさに、aiboにはソニーの戦略的技術によって構成されている。
そもそもaiboは価格に見合うような利便性があるかとか、何かができるかということの前に、一つのパッケージに技術を凝縮したことは、「復活の象徴」ということができるだろう。そして、これを契機に今後の“ソニーらしい”攻めの製品が登場してくることに期待をしたい。