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アップルがHomePodをいよいよ発売、そしてGoogle Homeにはオーディオブックが登場
2018年1月30日 12:00
アップル社は昨年6月にスマートスピーカーを発表しながら、12月には予定していた発売を延期していた。しかし、満を持していよいよ2月9日にHomePodが発売されるようだ。当初は英語圏のみで、日本での発売日程は発表されていない。すでにさまざまな観測記事が投稿されているが、音楽の再生性能を他のスマートスピーカーとの違いとしてアピールしようとしているともいわれ、当然その音質には期待が高まっている。確かに、アップル社は音楽配信ビジネスの老舗であり、そのユーザーも多いことから差別化にあたっては当然の戦略だといえよう。ただし、お値段は少々高めの価格は349ドル(日本円に換算するとおおよそ3万8000円)。それだけの価値があるかどうかが最大の注目点だが、値段の分、ユーザーの期待も高まる。
それに合わせて、アップル社の電子書籍のビジネスにもテコ入れがなされるようだ。主にオーディオブックの品ぞろえなどがポイントとされるが、HomePodでの再生ということが念頭にありそうだ。アップル社の電子書籍ビジネスはiPad発売時にサービスを開始したが、米国では大手出版社とのカルテルを行ったとされる裁判で負けるなど、出だしからつまずいた。ここは巻き返しの最後のチャンスかもしれない。
一方、グーグル社もGoogle Homeでのオーディオブック再生が可能になった(現時点では英語版のみ)。また、声を判断して、Netflixのアカウントを切り替えるようになったと報じられている。こうしたサービスの充実、音声認識の精度向上などはこれからもしばらく続きそうだ。また、各社から追われる側であるアマゾン社の戦略はいかに。
ニュースソース
- アップルのスマートスピーカー「HomePod」2月9日発売、米英豪で[ケータイWatch]
- Apple、「iOS 11.3」で電子書籍にテコ入れ、オーディオブックコーナーも──Bloomberg報道[ITmedia]
- 「iOS 11.2.5」、Siriにニュース読み上げ機能追加[ケータイWatch]
- Appleの「HomePod」、マルチルーム機能は「年内に追加」[ITmedia]
- アップル、電子書籍アプリを刷新?--「Books」を準備か[CNET Japan]
- Google Home、家族の「声」を判断してNetflixアカウントを自動で切り替えられるように![GIZMODO]
- Google Play ストアにオーディオブックが登場、Google Homeへの対応も?[ケータイWatch]
- 「Google Home」でオーディオブックの朗読が可能に[ITmedia]