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「罵倒少女」の素子(CV.井上麻里奈)が罵倒してくれる対話型AI公開、架空キャラクターとの会話を実現する「PROJECT Samantha(β)」第1弾

 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントは、株式会社言語理解研究所と共同開発した対話型人工知能(AI)「PROJECT Samantha」のベータ版サービスを、イラストSNSサイト「pixiv」で公開した。期間は8月4~15日12時まで。なお、利用にはpixiv IDが必要になる。

 ベータ版サービスでは、カイカイキキ所属のクリエイターmebae氏が手がけるコンテンツ「罵倒少女」の「素子(もとこ)」をAI化。CVは井上麻里奈氏が担当する。テキストチャットで入力した言葉に素子が応答(主に罵倒)し、スタンプやボイスメッセージで返答する。

スマートフォン版「PROJECT Samantha(β)」の「罵倒少女:素子」画面

 「PROJECT Samantha」は、言語理解研究所が独自に開発した対話型人工知能エンジン「K-laei」を利用し、コミック/アニメ/ノベルズなどに登場する架空のキャラクターたちとの会話をさまざまなサービスシステム内で実現するもの。自然言語理解システムとマシンラーニングをハイブリッド化した知識駆動型AIで、数百億パターンの感情・感性などを記憶した大規模知識(GAIA、URANUS)と、言語理解エンジン群で構築されているという。これにより、ユーザーの意図を推論したり、対話の状況から感情が変化するなど、ユーザーとの対話から学習・進化するとしている。