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デジタルペンで屋内位置情報や日時を記録、ワコムとタグキャストの提携で

 株式会社ワコムと株式会社タグキャストは26日、ワコムのデジタルペンと、タグキャストの屋内位置情報発信用ビーコンをBluetoothで通信可能とするために提携すると発表した。

 デジタルペンとビーコンの連携には、タグキャスト提供のSDKを用いる。デジタルペンで描いた文字や画像に位置情報や日時情報を記録できるようになり、これらによる検索や整理、データ連携や分析などに役立てられるとのこと。

 位置情報と連動した店舗ごとのクーポンやアンケートフォームを表示装置に映すといった用途での応用も可能という。

 また、サインができる場所をタグキャストが開発したシート状の「ペーパービーコン」が組み込まれたテーブルに限定するなど、特定のエリアでのみペンを利用可能にできる。また、位置情報に応じてペンの色や形態を変更可能になるという。

 タグキャストは、数センチ単位での位置関係や高さ(建物の階数)までを読み出せる屋内位置情報発信用のビーコンに関する基本特許を保有。これまでに、施設内で任意の空間の位置情報を発信する「電池ビーコン」や、LED電球と一体化した「LEDビーコン」などを開発しているほか、ビーコンの管理やビッグデータ分析を行うクラウドサービスも提供している。