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「会社設立 freee」とみずほ銀行が連携、ワンストップで法人口座の開設が可能に

 freee株式会社と株式会社みずほ銀行は12日、freeeが提供する5分で会社設立ができるサービス「会社設立 freee」と、みずほ銀行が提供する「法人口座開設ネット受付」サービスの連携を開始した。

 freeeでは、5分で会社が設立できる「会社設立 freee」を2015年6月から提供しており、これまでに2500社を超える法人の設立を支援してきた。事業を始める際には、法人の設立登記とともに事業用の法人口座の開設が必要となり、起業者にとってはメガバンクでの口座開設のニーズは高いものの、その手続きには複数回の来店や書類への同一内容の反復記入など、時間と手間がかかっていた。

 今回のサービス連携により、「会社設立 freee」の画面上に口座開設用のバナーが表示され、クリックすると「会社設立 freee」に入力した登記書類などの作成のためのデータが、みずほ銀行の法人口座開設申し込みフォームに自動的に転記される。

「会社設立 freee」からみずほ銀行の法人口座開設が可能に
みずほ銀行の法人口座開設用バナー

 これまで、みずほ銀行では法人口座の開設にあたっては、複数回の来店が必要だったが、今回連携する「法人口座開設ネット受付」の利用により、来店回数は原則1回に削減できる。企業のサービスからメガバンクの口座開設サービスへの連携が可能となるのは、国内初の事例だという。

 今回の取り組みは、都内23区内の支店で対応を開始しており、2016年10月以降、対応エリアを順次全国に拡大していく。また、今後は、事業者向けのセミナーや税理士、会計事務所とも協業した施策を検討し、日本の開業数増加を目指して共同で取り組みを進めていくとしている。