丸善雄松堂、専門書の電子書籍販売サービスを個人向けに提供開始

　丸善雄松堂株式会社は13日、オンライン上の書籍販売サイト「Knowledge Worker」にて、研究者や法曹関係者、医療従事者などを対象とする個人向けの電子書籍販売ページをオープンした。

　丸善雄松堂は、丸善株式会社と雄松堂書店の経営統合により今年2月に誕生した出版社。丸善が2012年2月より開始した教育・学術機関向け電子書籍サービス「Maruzen eBook Library」を通じ、3万2000タイトル（8月末現在）の電子書籍を販売している。

　Knowledge Workerは、これまで法人向けに書籍の販売を行っていたが、新たにオープンした電子書籍販売ページでは、Maruzen eBook Libraryの販売タイトルを中心に、専門書や教養書など3万タイトルを個人向けに順次提供する予定。特に医療・コメディカル分野、法律分野における著名出版社の電子書籍が充実しているとのこと。入手が困難な学術雑誌のバックナンバーなども1号ずつ個別に購入できる。

　決済はクレジットカードのほか、会員登録により一定期間の猶予を設けた後日決済も可能。電子書籍の閲覧には、和書ではライセンス管理ツール「CypherGuard for PDF」と閲覧ビューアー「Adobe Reader」、洋書では「Adobe Digital Editions」が必要。Windows/Mac OS/iOS/Androidで動作する。