今年最も「岐阜県」と一緒にググられるようになったワードは。――「2016年都道府県別Google検索ランキング」発表

検索ランキングは、ウェブサイト「検索で振り返る2016」で公開中。「2016年の急上昇ワードを見る」の右横にある地域設定を変えることで、日本だけでなく各国のランキングも見られる

　グーグル合同会社は14日、「2016年Google検索ランキング」を発表した。1年を通じて検索量の多かったワード（総合ランキング）、検索量が昨年と比較して急上昇したワード（急上昇ランキング）、話題のニュース、急上昇ワードの各種カテゴリー別ランキングを同社サイト「検索で振り返る2016」で公開したほか、「2016年都道府県別Google検索ランキング」もとりまとめている。集計期間は2016年1月1日～11月30日。

「ポケモンGO」が急上昇ランキング／話題のニュースで1位、総合でも10位

　総合ランキングの1～4位は「YouTube」「Yahoo」「天気予報」「楽天」の順で、昨年と変わらず。5位以下も「ニュース」「モンスト」「Amazon」「DMM」「Facebook」「ポケモンGO」となっている。例年似たよう顔ぶれだが、昨年の9位の「パズドラ」、10位の「ヤフオク」が落ち、「DMM」「ポケモンGO」が新たにランクインした。

　その「ポケモンGO（Pokémon GO）」は、急上昇ランキング、話題のニュースで1位。いずれも2位の「オリンピック」を上回った。

　このほか、話題の人、故人、ドラマ、映画、“とは”、世界のユーザーが検索した「Japan」「Tokyo」のランキングをとりまとめている。

2016年Google検索ランキング（グーグルの発表資料より）

都道府県別ランキングでも「ポケモンGO」多数ランクイン、1位最多は「地震」

　都道府県別ランキングでは、都道府県と一緒に検索された急上昇ワードを各都道府県5位まで算出。それぞれの地域について、どんなことが話題になったかが分かるという。

　そのため、例年、その地域で発生した事件・事故あるいは開催されたイベントなどに関するワードや、「地震」「台風」といった災害・気象に関するワードがランクインする。今年も「地震」が19府県でラインクインしているが、特に大きな地震のあった九州では、宮崎を除く、熊本・大分・福岡・佐賀・長崎・鹿児島の6県で「地震」が1位。また、鳥取・山口・香川・徳島・三重・福島・茨城でも1位となっている。北海道で「台風」が3位ではあるがランクインしている点や、沖縄で「雪」、福井で「嵐」がそれぞれ1位に入っているのも今年を象徴していると言えそうだ。

　このほか、広島では「広島カープ 速報」や「黒田」を上回り、「オバマ」が1位。北海道では「新幹線」を抑えて「置き去り」が1位だった。また、秋田では「熊」、長野では「バス事故」、群馬では「漁業」、岐阜では「君の名は」が1位に入るなど、今年のニュース・話題を表している。

　「ポケモンGO」は、都道府県ランキングでも25県でランクイン。そのうち栃木・千葉・滋賀・高知・愛媛の5県で1位だった。なお、埼玉では「ポケモンGO」はランクインしていないが、「ポケモンの巣」が3位に入っている。

2016年都道府県別Google検索ランキング（グーグルの発表資料より）