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トレンドマイクロ、Wi-Fi接続時の通信を自動でVPN化するAndroid/iOSアプリ「フリーWi-Fiプロテクション」

 トレンドマイクロ株式会社は9日、Wi-Fi利用時の通信を暗号化するAndroid/iOS向けセキュリティアプリ「フリーWi-Fiプロテクション」の販売を開始した。価格(税込)は1年版が2900円、2年版が5000円。有効期限内は別端末へのライセンス移行が可能。

 フリーWi-Fiのアクセスポイントを介した通信をVPNで暗号化することで、Wi-Fi通信が傍受されるのを防ぐ。万が一、安全性の低いアクセスポイントに接続した場合でも、自動的に通信が暗号化されるという。

 トレンドマイクロのクラウド型セキュリティ技術基盤「Trend Micro Smart Protection Network(SPN)」と連携しており、フリーWi-Fiプロテクション経由でのインターネット接続では、フィッシング詐欺サイトなどの不正サイトへのアクセスをブロックできるとしている。なお、対象はHTTPを使用したウェブサイトに限られている。

 トレンドマイクロによると、通信を暗号化していない安全性の低いフリーWi-Fiのほか、サイバー犯罪者が設置したフリーWi-Fiなどが混在している状況になっており、利用者が安全性を確認して利用するのは難しいという。今回のフリーWi-Fiプロテクションの提供により、通信傍受や情報漏えいのリスクを低減できるとしている。