ニュース

Google、10月提供のChrome 62以降で、入力欄のあるすべてのHTTP接続ページで警告を表示

シークレットモードでは全HTTP接続ページを警告表示の対象に

 Googleは、2017年10月リリース予定のChrome 62において、入力欄のあるHTTP接続のウェブページを表示した場合と、シークレットモードでHTTP接続のすべてのウェブページを表示した場合に、「安全ではない」と表示することを発表した。

 Googleでは1月リリースのChrome 56で、パスワードやクレジットカード情報の入力を求めるウェブサイトにアクセスした際に、アドレスバーに「安全ではない」との警告を表示する変更を行っている。

 Chrome 62ではこれを拡大し、「安全ではない」との警告を表示する対象を、例えば検索欄などを含むすべての入力欄を持つHTTP接続のウェブページに拡大する。

Chrome 58とChrome 62でアドレスバーに表示される内容の比較

 また、シークレットモードでは、入力欄の有無を問わずすべてのウェブページが警告表示の対象となる。これについてGoogleでは、ユーザーはシークレットモードに対して、さらに高いプライバシーへの期待を持っているとの判断によるものとしている。

 Googleによれば、1月の変更以降、パスワードやクレジットカード情報を入力するHTTP接続のウェブページは23%減少したという。